映画【監禁 レディ・ベンジェンス】序盤10分で警察に届ければこんな事には……(ネタバレ感想)

投稿者: | 2020年8月17日

監禁 レディ・ベンジェンス


(C)2014 SWITCH PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED./映画.comより

公開年:2016年
制作国:アメリカ
原題:Bound to Vengeance
監督:J・M・クラビオト
製作:ダニエル・ポサダ
ロドルフォ・マルケス、アレックス・ガルシア
製作総指揮:ロック・シャインク、アレクシス・フリドマン
出演:ティナ・イブレフ、リチャード・タイソン、他

STORY
何者かに拉致された女性イブは、薄汚れた部屋に繋がれて屈辱的な仕打ちに耐える日々を送っていた。
ある日、犯人の隙をついて逃げ出すことに成功した彼女は、自分以外にも多くの女性が、
それぞれ別の場所に監禁されていることを知る。
被害者女性たちを救うことが自分の使命だと考えたイブは、
彼女たちの居場所を知る唯一の人物である犯人を追いつめていく。

(映画.comより)

映画館行きたいな……。新型コロナのせいで映画館になかなか行く気になれず、
でもそろそろ行きたい。やっぱりライブも映画も、大きなあの場所で、
臨場感のあるエンターテインメントを楽しむ!!
ユーザーも、提供する側も、あの時の興奮を……!
と、時折すごく感傷的になってしまいます。
再結成後の最初の日本のライブだったはずのMy Chemical Romanceや、
ずっと観たいと思い続けていたJimmy Eat World、その他にもたくさん、
観れなかったライブ、でもいつかきっと!!
しかしながら、相変わらず今日のレビューとは全く関係ない話です!

結末含めネタバレしています!

まさかの監禁脱出からスタートするという本編

恋人との楽しいホームビデオの過去映像を挟んで、
主人公イブ(ティナ・イブレフ)の監禁シーンがスタート。

さてここから100分ほどかけて彼女はどうやって犯人に対して
「ベンジェンス」つまり復讐を行うのか。
やはり後半まで痛みつけられて最後にカタルシスなのか!?

と思ったら、まさかの開始数分でイブがあっさり
犯人フィル(リチャード・タイソン)を殴打して勝利。
序盤で頭を割られた犯人は半死半生状態。イブ、強いぜ!!

監禁 レディ・ベンジェンス

とはやっぱりならないんですよね。

とにかく監禁場所から逃げ出そうとするイブは、車のキーを探している内に
フィルによって自分と同じように監禁されている女性が複数いる事に気付き、
しかも女性によってはフィルの好みと違うとかの理由で(なんて勝手な!)
放置されて飢え死に寸前の女性もいるという事で、イブは彼女たちを助けたい!

まあ、とにかくすぐに警察に届ければOKだよね。


(C)2014 SWITCH PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED./IMDbより

と思ったらフィルに案内させる形で、
何故か自分で助けに行く事に

監禁から解放された直後にシャワーを浴びている時も
フィルを半殺しにした後なのに一応襲われる心配をして
常に臨戦態勢でシャワーを浴びたり、
上記画像のような、よくゾンビ映画でゾンビを操る時に使う
首を掴んで安全に距離を取れる棒(元々何のための棒か知らない)で
フィルを常にコントロールしていたり、非常に危機管理能力の高いイブ。

それなのに、何故警察に通報せず犯人である男と共に
女性達を助けに行く事を選んだのか。

理由はラストになんとなく分かりますが、
この結果が悲劇生みまクリスティーになります。

ノベルゲームの選択肢を誤ってのBAD ENDその1

最初に助けに行った先は車ですぐそこの家。

監禁されていた女性を助けに行ったら、もう既に狂ってしまっていて、
「助けにきたのよー!」と話しても全く彼女には伝わらず。

結果、監禁されていた女性は
狂っている割には素早く正確にダッシュでその家から逃げ出し、
何故か外に出たところにあったトラップみたいなやつに首を刺され死亡……。
謎のトラップが庭にあった理由は、謎。

あーあ、選択肢間違って助けるべき人を死なせちゃったよ。
ノベルゲームあるあるですよね。これが一番平和的解決だろう!
と思った選択がBAD ENDとか。

まあ、警察に通報せず自力で女性達を助けよう!という時点で
既にBAD END確実っぽい流れなんですけど。
というか、飢え死にしそうな女性もいるんだから、
尚更一軒ずつ助けに行くより警察……(割愛)。

BAD END確定。やたらケロっとしているイブ。

狂ってしまった女性を救う事など素人には難しい。
では、さすがにイブも残りの監禁された女性は警察に……任せずに
続いての女性のところに行く事に……。なんなんだその行動力。

続いての女性はなんと、マインドコントロールされているのか
ストックホルム・シンドロームになっちゃったのか、


(C)2014 SWITCH PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED./映画.comより

監禁犯人フィルの恋人になったような気持ちになっておられたので、
イブを見て「この泥棒猫がー!」的な感じで襲い掛かってきたので、
格闘の末、イブは女性を射殺。

助けようとしてトラップで死なせてしまった女性、
今度は助けようとしたのに自身の手で殺した女性。
もはや、選択が完全なるミスです。

さすがに懲りる……と思いきや
まだまだ自力で次の女性を助けようとするイブ。
なんなんすかこの行動原理は。

その後なんだかんだで今度こそ正気だった女性を無事に助け出し、
警察にさっさと届けよう!と言う彼女を連れて、
更に別の女性を助け出そうとするイブ。

仕方なく仲間入りしたもう一人の女性。本心は帰りたい。当然だ。

(C)2014 SWITCH PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED./IMDbより

タフな犯人への復讐は結局これだったのね

冒頭でいきなりイブに半殺しにされたフィルには
他に数人の仲間がいて、どうやら彼らはみんな家庭があって
その中での密かな愉しみとして全員で罪を共有して
若い女性をさらって空き家に監禁して好き放題していた事が判明。

で、フィル以外の犯人は全員イブ達により死亡。
ちなみに犯人の一人にイブの恋人もおりました。
どうやらイブが行方不明になった後に探している内に
女性をさらう魅力に憑りつかれて仲間に加わったそうです。
彼もイブによって殺害されます。急に登場してすぐ退場。

唯一生き残っているフィルは、序盤で頭を割られてピクピクしていて、
途中何度もイブにボコボコにされて血まみれなのに
最後まで結構ピンピンの状態で無事でしたね……。

そんなフィルへのイブの復讐は、彼の妻子が待つ家に
瀕死のフィルを送り届けて放置するというもの。
これで妻子が真実に気付くのかは分からないのですが、
イブはフィルへ復讐した理由があったようで。

それは、イブの過去回想のホームビデオ映像によく出ていた女性が
イブの妹であった事が判明すると共に、
実はイブと共に監禁されていた事がラストに発覚。

その妹は、監禁された状況に絶望してしまい
差し入れられる食事を拒否し続けてそのまま餓死してしまった。
それが、イブが自らの手で動いた動機のようでした。
妹が食事を拒否してグッタリとしているスロー映像は辛かった……。

まとめ

まとめると、ツッコミどころとしては、

・結局警察を最初に呼んで全部フィルに吐かせておけば
少なくとも2人死なないで済んだよねって事。

・彼氏もミイラ取りがミイラになったよ!エピソードは、
フィルが意味ありげに「真実があるぜ……!」と予告しまくっていた割に、
(なんか途中からやたら彼氏の名前を出したりしてくるんだけど、
だから行く先に彼氏がいる事は視聴者には当然分かる)
「これ、どう結末に絡むんだ?」と思ったら彼氏は即出番終了。
イブの彼氏という事なので、なんらかもっとインパクトある真実とか
そういうのあれば面白かったかもしれないミステリー好きのボヤき。

・デスゲーム系映画あるあるの、
「昨日……帰りまでは覚えてるんだけど、
気付いたら、ここにいた……」的なやつと同じで、
誘拐された経緯等々が端折られてる雑さがある。

・なんといっても、数カ月マットレス縛り付け監禁の後なのに
普通に立てるどころか元気に戦いまくるイブ、全力ダッシュする女性、などなど。

そして、

・冒頭数分で頭部をかち割られたのに、ラストまで元気なフィル。

あたりでしょうか。

若い女性が監禁されるこの手の映画の様式美ですらあるエロティックシーンは無く、
しかも冒頭で監禁から解き放たれるというスタートになっているところは
他にはないタイプの作品という感じで先の展開が気になる作りでした。

犯人たちはみな罪を死で償う事になり、フィルもあの後回復すれば
猟奇的監禁魔として裁かれると思いますが、
イブは果たしてこの後幸せになれるのか。
妹を亡くし、愛する恋人まで変態野郎になったので始末し、
この先はどう生きていくのか。
上部パッケージの返り血の表情でスタスタと住宅街を歩くラスト、
なんだかもの悲しさを感じました……。

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