映画【009ノ1(ゼロゼロクノイチ)】超ステレオタイプな死亡フラグ(ネタバレ感想)

投稿者: | 2020年7月19日

009ノ1  THE END OF THE BEGINNING


(C)2013「009ノ1」製作委員会 (C)石森プロ/映画.comより

公開年:2013年
制作国:日本
原作:石ノ森章太郎「009ノ1(ゼロゼロナイン・ワン)」

監督:坂本浩一
エグゼクティブプロデューサー:加藤和夫
プロデューサー:菅谷英智、永富大地
出演:岩佐真悠子、木ノ本嶺浩
長澤奈央、阿部亮平、他
レイティング:R15+

STORY
世界がウェスタンブロックとイースタンブロックに分断された20XX年、
全身をサイボーグ化したウェスタンブロックの女性エージェント・ミレーヌは、
イースタンブロックに拉致されたクライン博士を奪還せよとの命令を受ける。
自分の失われた記憶の謎を知るクラインの名を聞いて戸惑うミレーヌは、
任務に就いたものの博士の奪還に失敗。
エージェントとしてのライセンスを剥奪されてしまう。
失われた記憶を取り戻すため、独自に行動を開始するミレーヌだったが……。

(映画.comより)

ツッコミが非常に多くなりました!すいません!

結末含めてネタバレしています!

日本人だけど名前は外国人。仕方ない、原作あるから。

ミレーヌ(岩佐真悠子)をはじめ、基本的に皆さん外国人名ですが
キャストは日本人です。『進撃の巨人』に近い感じです。
まあ敵の一部はスティンガーとかバタフライとか、コードネームっぽい名前なんで
そこまで変な感じはないかもしれない。

アニメ版はちょっと観た記憶があるんですけど、原作はアダルト系作品みたいで
サイボーグ009とはかなり異なる感じみたいですね。

さて、主人公ミレーヌだけど、名前こそ外国名ですが岩佐さんはとても合う。
実写化したキャラとしても全く違和感なく存在感が素晴らしい。
バストガンという、胸から銃撃する必殺技があるのですが
それを出す時だけは突如後ろ姿にカメラアングルが切り替わるとか、
そこだけ大人の事情を感じてしまったくらいで、とにかく目力が素晴らしい!


(C)2013「009ノ1」製作委員会 (C)石森プロ/映画.comより

舞台は崩壊した感じの近未来で場所によっては廃墟みたいなんだけど、
移動中は永田町っぽい道があったり、全体的に日本っぽさはあります。
まあ、日本人しか出てないから外国っぽすぎてもあれだけど……。

岩佐さんいいよなーと長い間ときめくケント・ビターです。
ゆえに岩佐さんのラブシーンは微妙に観たくないが……。

エージェント系のアクション映画あるある:途中でクビ

たまにアクション映画で、諜報員とかの仕事をする主人公が
序盤30分くらいは普通にミッションをこなしているんだけど、
途中で敵の陰謀にハメられて職を追われてしまい逃げ惑う日々……
とかありますよね。今作もそんな感じの展開っす!!

しかも、ミレーヌは機関を引っ張る最強の実力派サイボーグなのに
クビになった理由は、敵とのバトル時にその場にいた青年が撃たれ
介抱している間に敵が逃げたのを追わなかった、というだけなのに
「君には失望したよ。クビィィィィ!!」となる。唐突!!

あれ、これ死亡フラグ?あ、やっぱり!な、死亡フラグその1

ひょんな事からミレーヌが出会った青年のクリス(木ノ本嶺浩)。
なんでも、過去の記憶がない彼女と同様彼も記憶がなく、
しかもミレーヌにとって懐かしい歌を口ずさんだ事で
過去に生き別れた弟への愛情のようなものを抱き始める。

そして、
「僕たち、一緒に過去を見つけにいきましょう」
とクリスが囁いた後、何故かそのままラブシーンへ。

えっ!!!しかもミレーヌの方ががっついている感じのプレイ。
というか、弟のように感じた相手なのに
そういう関係になっちゃうんだ。

で、クリス君のそんな前向きなセリフを死亡フラグっぽいと思っていたら
次のシーンを経て、クリス君は襲われるシーンもなんもなく
突如死体として再登場。フラグ回収早いな!

あ、そしてやっぱ愛し合った奴は実の弟でした!

その死んだはずのクリスなんですが、なんと終盤に敵のボスとして再登場!
実はただ死んだフリしていただけでした。

でまあ、ミレーヌにとって懐かしい歌を知っているとか、
なんか弟に似ている、みたいな話とか、そういうのを聞くと
クリスの正体は実際に生き別れの弟なんだろうなーと
なんとなく感じるはずですが、実際に正解でした。
クリスの方はミレーヌを姉と認識しておりました。

って事は、クリスはミレーヌが姉と知りながら結ばれ、
ミレーヌもクリスに弟成分を感じつつも結ばれ……
たのか?なんかちょっと、いやかなりおかしな関係性だな!

超分かりやすい死亡フラグその2

クリスを失い(生きてたが)復讐鬼となったミレーヌ。
仲間としてスパイ仲間のシェリン(市道真央)が加わり
一時的に彼女の家に滞在。ちなみに弟と二人暮らし。
って!市道真央さんって、あの声優のM・A・Oさんです!
本名名義で女優として出演されていたんだ……感慨深い。

そして、翌日敵のアジトに向かう途中でM・A・Oさんことシェリンが、

「あたし、このミッションが終わったらこの稼業を辞めて
弟と一緒にどこかに行こうと思っているんだっ」

とか言い出す!
これやばいぞ!!絶対死ぬやつじゃん!!フラグ中のフラグ!
そもそも家に匿うシーンとかの時点で、ああこの人いずれ犠牲になるな……
と思っていたのですが、敵のアジト潜入後すぐに離れ離れになり、

再開時にはいきなりマッドサイエンティストに改造され
ゾンビになって再登場。(治療不可)

切ないんだけど、マジで死亡フラグ中の死亡フラグだな、と
思わず冷静に感じていた自分がいました。

終盤が突如、超スプラッタ―ムービーに……

シェリン含めたゾンビ集団との本格的なアクションシーン。
ミレーヌが最終的にシェリンの「殺してくれっ!」的な心の声を聞いて
銃で胸を撃ち、その後ヘッドショットするのですが、
「ありがとう……」的に死んでいくシェリンの悲しみのシーンとは裏腹に

頭部からとんでもない量の血がドバドバと噴き出す。

あれ?前半部で敵の女性集団を杉本彩さん演じるドクターが
ドクターなのに見事にヘッドショット決めまくった時、
彼女たちは剥き出しの額に穴が開いただけだったのですが、
シェリンはもはやリットル単位の超出血の末に死亡。
泣けるシーンなのに泣けない。

その後もゾンビ戦士たちとミレーヌが戦い続けるのですが、
敵の頭を壁にバゴっと当てた時も超大出血、
首を折ってもなんか敵は全身大出血、
腹を北斗百裂拳のように殴りまくっても腹からも口からも大出血。
とんでもなく突然激グロになった。
後半の20分だけでR15+の理由がはっきりわかった。

んでまあ、ほぼ素手で大人数を超絶血祭りにした後なのに
ミレーヌは返り血、一切なし
なのが若干不自然だったかな……若干っていうかかなり。
めっちゃ血を浴びてたっぽいのに。

ついでにツッコんでおくぞ!母の顔が隠されている理由

ミレーヌが幼い頃、お母さんが射殺されてしまうのですが、
Vシネマ並みに何度も何度も何度も何度もそのシーンが繰り返されます。

そこはまあいいとして、母の顔が隠れているんですよね。
雰囲気的にもしかするとドクターの杉本彩さんに近い感じだから
自分を改造したドクターが実の母だった!?
で、弟同様死んだと思ったら生きていて……いや、こんがらがってきたな。

まあでも、母の顔が隠れているのはなんらかの伏線と考えていました。
そして、敵のサイボーグ兵士とのバトルとなるラスト、
その顔が母にそっくりだった事にミレーヌは衝撃を受ける!!!!!

確かに杉本彩さんと雰囲気が近い感じの美人でした。

(C)2013「009ノ1」製作委員会 (C)石森プロ/映画.comより

で、終わり。

意味ありげに何度も顔を隠した母の回想ばかりだったけど、

敵の顔を母の顔に似せたっていうだけの話でした。それだけ。

「何故紅音と同じ顔で現れた!」
「それが一番効果的だと思ったからだ」
って感じですね。(蒼穹のファフナーより……分からない人すみません)

バストガンそんなに凄いの?なラスト

生きていた弟も戦いのどさくさで死にましたが(雑ですいません)、
母の顔をした敵の方がかなり優勢でミレーヌはピンチ!

なんでピンチかっていうと、

最強の武器である、乳房から銃乱射するバストガンを敵が恐れて、
ミレーヌを終盤捕まえた時に鋼鉄のブラジャーみたいなのを付けて
バストガンを撃てなくしたから……!!

……それってそんなに恐れるほどの機能だったのか。
普通の銃とかはバリバリあるのにそれはたいした事ないんですね……。

が、敵が剣で斬りつけた時に鋼鉄のブラジャーがうまい具合に当たって壊れ、
瞬間的にバストガンで一発勝利。

その後、スタッフロールの後に何故かミレーヌは自ら職場復帰を嘆願、
まあいいでしょうみたいな謎の不問の空気になった後に
「実は真の黒幕がいる」的ないかにも続編がある話を、
名優なのに数分しか出番のない竹中直人さんが語り終了。

まとめ

思った以上にツッコミばかりで失礼しました。
終盤の謎の超グロすぎ展開に衝撃を受けましたが、
エロ、グロ、SFと詰め込まれた実写版作品でした。

コイツ結構強敵っぽいなというキャラがあっさり退場したり、
ラスボスが終盤に初登場するなどちょっと気持ちが入りにくい部分がありますが
本格的なアクションと荒廃したディストピア感はヒリヒリしました。
人間の売買のシーンとかキツかったな。
セキしているキャラがその場で即処刑されているシーンなんか、
なんか今のこの現実の世の中とどことなくリンクしてしまいもしました。

ちなみに邦画あるあるは今作でも健在で、
とにかく会話シーンの声が小さすぎて、バトルシーンはアクションなので
すんごい音がデカイので音量調節だけはお気を付けください!!

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