映画【ドント・ヘルプ】赤の他人2人が決着をつけさせられる不条理(ネタバレ感想)

投稿者: | 2020年5月17日

ドント・ヘルプ


D.R. (C) NOVILUNIO PRODUCCIONES S.A. DE C.V. Mexico 2018/映画.comより

公開年:2017年
制作国:メキシコ
原題:El habitante
監督:ギレルモ・アモエド
製作:ロドリゴ・ベロット
製作総指揮:ミゲル・アセンシオ・ジャマス
ニコラス・ロペス
出演:マリア・エボリ、バネッサ・レストレポ
カーラ・アデル、フラビオ・メディナ、他

STORY
ある夜、強盗の3姉妹が上院議員の家を襲撃する。
3人は議員夫婦を椅子に縛り付けてお金を持ち去ろうとするが、地下から奇妙な叫び声が聞こえてくる。
調べに行くと、そこにはベッドに縛られた少女がいた。
少女は上院議員の娘で、助けを求められた3姉妹は拘束を外すが……。

(映画.comより)

後から上のポスターの文字に気付いたのですが、
『グリーン・インフェルノ』の関係者が作った作品だと知っていたら
絶対に観る事はなかっただろう。
だがもう観てしまったのだ。だから過去には戻れない。
だが意外にも全然グロくなかった。それが唯一の救いだ!
そして救いじゃない部分は、サスペンスだと思って観たら
少女に悪霊が憑りつく系の作品だった事かな。
よくこういう悪魔→子供に憑りつく系の作品ってあるけど
僕は、少女がウギャオオオオ!と叫んだり、少女なのに
ボイスチェンジャーのオッサンの声で呪いの言葉を叫んだりとか、
そういう全体的なテイストがちょっと苦手。というか好きではない!

ちなみにオリジナル版のジャケットがこれです。


IMDbより

モロに悪霊憑りついた系映画だって分かるじゃないか!!

なんで日本版もこっちにしてくんなかった!
いや確かにこのオリジナル版はかなり典型的な感じすぎるけども!

結末含めネタバレしています!

姉妹のミッションから開始!10分で終了!

3姉妹がお金持ちの家に強盗に入るサスペンススリラーな感じのスタート。

ちなみに、入る先の屋敷なんですけど、外からタッタッタッと走って近づき、
次のシーンではなんか既に家の中に入り込んでいました

おいおい序盤からいきなり色々端折ったな!


D.R. (C) NOVILUNIO PRODUCCIONES S.A. DE C.V. Mexico 2018/映画.comより

家への侵入後も、ドキドキするのかと思ったら、
寝てた金持ち夫婦をふんじまって金を出させる事に成功。
本編スタートからわずか10分でMISSION COMPLETEという流れ。
(ビク!!っとするシーンなどもなくアッサリ勝利)

はやっ!この時点で私はどんな映画か分かっていない。

その後、地下に縛られてる娘さんがいるぞ!!という事で、
極悪強盗三姉妹なのに何故か正義に目覚めて助ける。

突然ホラーっぽい展開だぞ!だが、怖くない。

が、助けた少女が何故だか消えたので姉妹協力して広い家の中を探す。


D.R. (C) NOVILUNIO PRODUCCIONES S.A. DE C.V. Mexico 2018/映画.comより

ああ、こういうの苦手!暗いところを少女を探して歩き回るシーン!
もうこの時点で少女がちょっとなんかヤバい子だなと分かってくるのです。
だから、絶対どっかで襲ってくるだろうとビクビクしながら観る。

……なかなか姉妹たちが襲われる展開にならない。

5分。

10分。

そして、

普通に少女再発見。
ビックリ演出などは一切なし。

えっ!こんなやたらホラーな雰囲気を出しておいて、
まさかのホラーのお約束一切なしっすか!?

なんか逆に名作になり得る雰囲気を感じてしまうぞ。

避難の時の「おかし」は押さない、駆け出さない、喋らない、ではなく
お前の、過去を、知っている(漫画『帰宅部活動記録』より)

この悪魔に憑りつかれた娘の特技はなんと、
人の過去を読み取ってメンタルをチクチク攻撃いや口撃するという事。
初対面の強盗姉妹の事もすぐにターゲットにします。

まず発覚するのは、姉妹の父親が超DVファザーで、
一番上の姉が過去鞭で打たれまくって耐えていたけれど
その妹もDVされまくっていたのを見かねて自分が父親を殺害したのに、
実は妹は裁判で姉が不利である証言をしたので実刑を食らった事とか。

ん?それめちゃくちゃひどいな!

案の定、姉はキレて妹をフルボッコ。

やべっ、バレちった顔の妹と、目が据わってる姉

IMDbより

あとついでに、末っ子の妹は実は妹ではなく
姉の子供だった事も発覚しました。
(しかも姉と父の近親なんちゃらの果てに生まれた、
という非常にハードなやつ)

ふむふむ、そしてどんな展開になっていくんだろうなこの先。

色々あって他人だけ残る

なんだかんだで幻覚か何かを見た姉は事故死。
末っ子は自分の出生の秘密を知り自殺。

残された真ん中の子は、中盤で姉にボッコボコにされて
90年代ジャンプ漫画のように腹への攻撃で吐血したりしましたが
その後も金持ちおじさんにボコられて気絶したり、
非常に暴力の餌食になりやすい(が、次のシーンではピンピンしてる)。

一人だけ生き残ったせいで縛られたりもして大変

D.R. (C) NOVILUNIO PRODUCCIONES S.A. DE C.V. Mexico 2018/映画.comより

後半戦は怒涛で、悪魔祓いの司祭のようなおじいさんがやってきて、
さて娘さんに憑りついた悪魔を頑張って追い出すぞい!となるが、
娘の母親が夫を撃ち殺し(夫が狂った為仕方なく)、自身もその後自殺。

という事で、元々数人しかいなかった登場人物ですが、
結局話の中心になっている娘の両親も死んでしまった為、
残った登場人物は、ええっと……強盗女子の1人と、司祭。だけか。
舞台は悪魔に憑りつかれた娘の家。親はいなくなったし……。

という事は……。

やべえ!無関係の奴しか残ってないぞ!!

で、手が足りないという事で、


D.R. (C) NOVILUNIO PRODUCCIONES S.A. DE C.V. Mexico 2018/映画.comより

悪魔祓いまで手伝わされる。

無関係の家族の悪魔祓いを。

そしてホラーっぽく終わる

なんだかんだで悪魔祓い成功!
まあ、少女からしたら両親は死んだし、以前は兄も死んだらしいし、
彼女の今後の人生はとてもしんどい事になるかと思いますが、
まあホラー映画ではそういうのは気にしちゃいけない。

ラストは、悪魔祓いをした司祭がどこぞの国の教皇に就任。
それがニュースに出たのですが、なんだか表情が妙。

そう、悪魔は少女から司祭に移ったのだ!!
なんか昨今のウイルスのような恐ろしさがあります……。
まあとにかく言葉で人を死に追いやる系の悪魔が
国の偉い人に乗り移ったという事でやばいね、って感じの終わりでした。

まとめ

悪魔祓い系のやつはやはり肌に合わなかったなあ。
と思いましたが、随所随所では面白かった。

DVを受けた過去に惑わされそうになりながらも乗り越えるシーンとか、
そういうところは良かった!

正直時間も短いので、色々と端折りまくって
いつの間にか強盗に入り、いつの間にか人が死に、
憑りつかれた娘ではなく、無関係の女性の成長と共に無事に解決したり、
そういうサーーーッとした流れで終わりましたが、
襲ってくるのではなく言葉で自滅させる系の悪魔は珍しかったので、
先々が気になる展開だったのは面白かったです。

まああれですね、家族は信頼しよう!と思いましたね。
なんだその感想は!バイバイ!!

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