映画【ビューティフル・デイ】静か過ぎるが故?難解なスリラー作品!!(ネタバレ感想)

投稿者: | 2020年4月11日

ビューティフル・デイ


Copyright (C) Why Not Productions, Channel Four Television Corporation, and The British Film Institute 2017.
All Rights Reserved. (C) Alison Cohen Rosa / Why Not Productions/映画.comより

公開年:2017年
制作国:イギリス
原題:You Were Never Really Here
監督:リン・ラムジー
製作:パスカル・コーシュトゥー、ローザ・アッタブ
ジェームズ・ウィルソン、レベッカ・オブライエン、リン・ラムジー
製作総指揮:ジョナサン・エイムズ、ベン・ロバーツ
リジー・フランク、スー・ブルース=スミス、ローズ・ガーネット
出演:ホアキン・フェニックス、ジュディス・ロバーツ
エカテリーナ・サムソノフ、ジョン・ドーマン、他
レイティング:PG12+

STORY
トラウマを抱え、暴力を恐れない元軍人のジョー。年老いた母と暮らす彼は、
行方不明の少女たちを捜し出す報酬で生計を立てていた。
そんな彼のもとに、政治家の娘ニーナを捜してほしいとの依頼が舞い込む。
しかし見つけ出したニーナは、怯える様子もなく人形のように感情を失っていた。
やがてニーナはジョーの目の前で再びさらわれてしまい……。

(映画.comより)

休みの日にニンテンドークラシックをやりまくってるケント・ビターです。
何故20年も前に恐らくやったであろうゲームを、
今こんなに新鮮な気持ちでまたやれるのだろうか……。
という事で、そんな話とは全く関係のないホアキンの映画です!!

邦題とポスターだけ見ると、全てを失ったおっちゃんが少女と心通わせる、
そんなヒューマン映画のような雰囲気を感じてしまいがちですが、
そんな事ないからね!油断しないでね!オリジナルのポスターはこれね!

ハンマーが印象的なジャケットでした

IMDbより

カンヌ受賞作だからきっと難しい要素があるんじゃないか、
勝手にそんな謎の先入観で観始めた次第ですが……。

結末含めネタバレしています!

ホアキンがおっちゃんっぽい静かな映画です

『ウォーク・ザ・ライン』という映画が個人的な最高フェイバリット。
あの作品のおかげでジョニー・キャッシュにもハマった私ですが、
その作品で主演したホアキンは、今作では全くあの当時の雰囲気はなく
(まあウォーク~は今作より10年以上前の作品だから比べるのもあれだが)
とにかくヒゲの中年のおっちゃんな感じが全面に出ています。
親からの虐待の過去と、戦時中のショッキングな場面がフラッシュバックする
心が不安定な男、ジョーを演じます。


Copyright (C) Why Not Productions, Channel Four Television Corporation, and The British Film Institute 2017.
All Rights Reserved. (C) Alison Cohen Rosa / Why Not Productions/映画.comより

治安の良からぬ場所で売春させられている少女を
父親である議員的な人から依頼されて助け出す話ですが、
前半部分は本当にゆっくり進みます。
あえてだと思うのですが、ドキュメンタリー作品のように
ただ時間がしばらく流れ続けるシーンなども多く、
ホアキンさんの憂いの表情とよく合う世界観です。

痛そう、痛そう!!痛そうなのが多い!

心が不安定ゆえ、ジョーの行動も危うくて
自宅で裸足の自分の足に向かってナイフをギリギリのところで落とすとか、
拷問シーンを受ける直前の仲間のカットとか、ストレートな残酷描写は少ないが
痛そう!!やばい!目を伏せたい!!!と思えるシーンが随所にあり、
ひっ!!となりそうな方は注意です。
またそういうシーンの影響もあるのだけど、後半のバトルシーンとかも
派手なのは一瞬で、あとは近距離での囁き合い拷問みたいな感じになったりで
静けさからの……何が起こるのよ!が本当に構えてしまって怖い!

情報量が少なく、結構難しい話

ざっくりした話としては、政治家から娘である
ニーナ(エカテリーナ・サムソノフ)を救い出して欲しいと依頼を受け、
ジョーがいきなりの無双ぶりで少女たちが多数在籍する
違法売春宿(ゲームのボスステージのごとく各階に敵がいる建物)で
敵を皆殺しにしてニーナを助けるところまでが前半。

エカテリーナさん可愛い!心をなくした少女の顔が切ないです

Copyright (C) Why Not Productions, Channel Four Television Corporation, and The British Film Institute 2017.
All Rights Reserved. (C) Alison Cohen Rosa / Why Not Productions/映画.comより

そして、ジョーと一緒にいる間に謎の黒服達によって
ニーナがさらわれてしまい、その直後から
ジョーの母、仲間が何者かに皆殺しにされ、ジョーが復讐するのが後半戦。

ストレートにいくと、ニーナをさらった組織を壊滅させて終わり。
という典型的な大団円(いや身内とか皆殺しにされてるが)なのかな、
と油断してたのです。とても終わり方が複雑なのです。


Copyright (C) Why Not Productions, Channel Four Television Corporation, and The British Film Institute 2017.
All Rights Reserved. (C) Alison Cohen Rosa / Why Not Productions/映画.comより

終盤、ジョー宅で繰り広げられたバトルの勝利後、
相手から、仕組んだのは大物知事だぁぁぁ……と教わる。

そしてその知事の屋敷に突入したら、
既に知事が殺されており、ニーナが普通に座ってました

て、展開が!!早い!いや、これまでゆっくりだったから
急に急いでいるのか?

そして、レストランでジョーが拳銃自殺!
いやこれまたどうした!というか、何のモーションもなく
銃を持つ手が見えないところからの自殺で相当ビビったぞ!!

と思ったらそれが妄想!!
で、ニーナとどっかに行って終わり

終わり。

つまり、Fin.

……どうしたらいいか分かんないよ!!

結局、こういう映画らしい

ニーナは実の父に点数稼ぎの為に議員に売られてしまい、
ジョーに奪い返されてしまったが、
議員は彼女に首ったけ(すごい可愛いから仕方ないが)。
そしてジョーの周りをジェノサイドしてニーナを再度手中に。

そして、ニーナ自身が決着をつけた。

という事を映像から察してくれよなっ!!と。

いや、察しがいい人なら簡単に察せるかもしれないのですが、
本当にセリフ量が少ない事だったり、
あとは妄想なのか現実なのか分からないシーンが多かったり、
殺された母をジョーが簀巻きにして湖に沈める前に一瞬母が蘇るのだが
見て見ぬふりして沈めるとかの謎行動もあったり、
セリフ以上の膨大な情報量が映像にあるんですよね。

だから、ラストのジョーの自殺妄想とか、
ふっきれた様子のニーナとかも、色々な考察が出来そうだと思います。
えっ、俺の考察?いや、これは僕には難しすぎる!!

ただ、とにかくホアキンの目力がとんでもない。


Copyright (C) Why Not Productions, Channel Four Television Corporation, and The British Film Institute 2017.
All Rights Reserved. (C) Alison Cohen Rosa / Why Not Productions/映画.comより

役柄もあって、いつ、瞬間的に何をするのか分からない恐怖が
息苦しいくらいにずっと続いているんです。

ジャンルが「スリラー」と紹介されていたのもなんだかよく分かる。
とにかく、なんかスリラーなんです。語彙力ないな!
映画の考察をして「ハッ!」と閃くのが好きなお方、
是非こんな不甲斐ない私を差し置いて本作をお楽しみ頂ければと思います!

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