映画【モンスター】リジー・ボーデンが犯人である事を前提としています(ネタバレ感想)

投稿者: | 2020年3月26日

モンスター


IMDbより

公開年:2014年
制作国:アメリカ
原題:Lizzie Borden Took an Ax
監督:ニック・ゴメス
脚本:スティーヴン・ケイ
出演:クリスティーナ・リッチ
クレア・デュヴァル、グレッグ・ヘンリー、他

STORY
アメリカのマサチューセッツ州で、資産家の名士ボールデン家の
アンドリュー・ジャクソン・ボーデンとアビー・ボーデン夫婦が斧で惨殺された。
そして、容疑者として末娘のリジー・ボーデンが逮捕された。裁判の行方は、全米中で大論争を巻き起こし、

その後の裁判にも影響を与えたとされる、衝撃的な事件である。
(クラインクインより)

リジー・ボーデン事件ってたまに聞くし、
事件をコンセプトにした映画、演劇、楽曲など多数あるので
どんな事件なのだろうとビビりながら観た映画、
それがモンスター!同じようなタイトルはいっぱいあるのですが、
シャーリーズ・セロンのモンスターもそういえば実際の事件映画だったな…。

結末含めネタバレしています!

そもそもリジーが犯人という前提の映画


IMDbより

殺人事件の被害者である父親、義理の母を殺害した犯人と目されていた
殺害現場の家に住む次女、リジー・ボーデン(クリスティーナ・リッチ)。

実際には100年以上前の未解決事件なので恐らく永遠に真相は謎ですが、
本作はリジーが犯人である、という前提で展開される映画でした。

終盤の裁判シーンが終わり無実となった後に
姉に自分が犯人であると仄めかす感じの耳打ちシーン。
(姉のリアクションと、返り血を浴びぬよう裸になったリジーが両親を滅多打ちする
あまりにショッキングな回想シーンが流れるのでそう思わせる)
証拠として提出しろと言われた事件発生時の服を意図的に燃やすリジー。
などなど、明らかに彼女が犯人という視点で終始物語が進みます。

それが良いのかどうか、個人的にはなんとも言えないところですが
遺体の状況を含めた事件全体の雰囲気や、100年以上前のマサチューセッツの町、
「静と動」が見事に分けられた演出や音楽などなど、
重厚な歴史映画のような雰囲気が強く感じられて引き込まれました。
特に日常風景の中に突如カットインされる血や死の描写の激しさに
事件の生々しさ、現実に起きた事なんだと痛感させられる瞬間が度々訪れます。

服装なども丁寧に再現されています!!

IMDbより

真相は結局どうなんだろう……

一度リジーが殺人の疑いをかけられてしまった事から、
疑惑が晴れても結局リジーも姉も町内で生きづらくなってしまう、
そんな終盤のシーンは、疑惑を一度かけられると
元の生活を取り戻すのは困難なのだと思い知らされます。
実際には事件後にリジーは万引きで逮捕されたそうで、
映画でも店に入れてもらえなくなるシーンがあるので
そうやって生活していく事が困難になってやらざるを得なかったのかな…
などと後味の悪さを感じます。

本作ではリジーが犯人であるという事をかなりはっきり示唆してますが、
真相はどうなのだろうか。未解決事件なのでモヤモヤするかと思いきや、
観終わった後の気持ちは非常に重くなる。
そこに至る、被害者である父親の傲慢ぶりだったり、
終盤の一家が直面する困難など、とにかく全体的にヘビーで、
なんか真相とか別にどうでもいいやっていう気持ちになります。

とにかく静かで重く、そして時折凄まじい衝撃が襲ってくる。
重い気持ちになってその後『紙兎ロペ』のDVDを通しで観た次第です……!

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