映画【パージ:アナーキー】パージやるならどんな展開がいいかな?の全部乗せ(ネタバレ感想)

投稿者: | 2020年2月2日

パージ:アナーキー


(C)Univesal Pictures/映画.comより

公開年:2015年
制作国:アメリカ
原題:The Purge: Anarchy
監督:ジェームズ・デモナコ
製作:ジェイソン・ブラム、マイケル・ベイ
アンドリュー・フォーム、ブラッド・フラー
セバスチャン・K・ルメルシエ
脚本:ジェームズ・デモナコ
出演:フランク・グリロ、カルメン・イジョゴ
ゾーイ・ソウル、ザック・ギルフォード、他
レイティング:R15+

STORY
「パージ」の発令後、車のタイヤがパンクし、逃げ遅れてしまった夫婦。
何者かに拉致されそうになったところを武装した1人の男に助けられた貧しい母娘。
男は「パージ」の状況下を利用し、息子を事故死させた犯人に復讐を企てていた。
5人は協力し、街からの脱出を試みる。

(映画.comより)

前作『パージ』のレビューはこちらです!

「パージ……アナーキー?」
当時僕はこのタイトルを見てレンタルビデオ屋で疑念が生まれた。

マスクの感じとか、このジャケを彷彿とさせる…。
ちなみにこのアルバム発売直後に初めてライブで観た時、
彼らは日本が暑すぎて禁断の素顔を見せてました。

Amazonより

「これって、ザ・キューブとか、ハザード・オブ・Zとか、
そういう系統のタイトルっぽい気がする。
SAW 2とかみたいにナンバリングじゃない事が怖い。
それに、1の頃のV for Vendetta的なマスクと違って、
今回のジャケットの敵のマスクが若干安っぽいというか…
それもあって……原題が全然違うのに日本版だけパージを付けた
パジモノ、いや、パチモノなんじゃないか……」
と、長くなりましたが結果的に正当続編だったっていう話です。

結末含めてネタバレしています!

今回は複数グループが一緒に行動する話

前作はパージの制度を使ってトップセールスマンになった男、
そしてその家族が自宅内で必死に敵と戦うという、
ある意味濃厚な一点集中系バイオレンス映画でした。

今回はそこから一気に範囲が広がり、たくさんのキャラが登場します。


IMDbより

上の画像左側より、

レオ
警察官で、今回パージに参加する事を決めて銃器を大量に仕入れたり、
トゲトゲで武装した装甲車?改造した車まで準備。
(スタッズっていうんですか?トゲトゲの財布ってよく見かけるが
正直ダサいと思う僕は逆にセンスがおかしいんだろうか…)

……したのに、襲われている母子を見てつい助けてしまい、
ダサい車に逃げ込んだ別れそうな夫婦までつい助けてしまい、
結果なんだかんだで超いい奴かつ超身体能力の高い奴として、
アメリカのアクション映画の主人公的な大活躍をする。

―カリ(娘)&エヴァ(母)-
今作を代表する不幸母子。
病気のエヴァの父のために日々頑張るが貧しい。
それを重く捉えた父は、パージの日に人殺しをしたい金持ちに
自分の命を売るという凄まじい方法を選んでしまう……
のだが、エヴァに言い寄って無視されて来た隣人に襲われたり、
その後は謎の集団に襲われたり、知人の家でも銃撃戦に巻き込まれたり、
行く先々で運悪いが、結果無事な不幸だかラッキーだか分からない人達。

カリ:
成海璃子さんっぽい綺麗な女性。
レオに助けてもらったのにも関わらず、
「あんたアタシ達の事を一度助けたのに途中で放置するとか、
本当最悪ね!!」と毒づいたり、
「一度放置したアタシ達をまた助けにくるなんて、
本当にダサいわね!!」と毒づいたり、

何故かやたらブチ切れてるキャラ。

エヴァ:
カリの母。カリが20歳くらいに見えるからそこそこの年齢だが、
職場では社員に口説かれ、隣人に口説かれ、
何故かやたらモテモテのキャラ。
(それが原因で逆恨みで隣人に殺されかけるが)

シェーン&リズ:
パージ開始前にパージノリノリ派のチンピラの悪戯で
車のなんかしらの部分を切られて徒歩帰宅となった、
パージは夜の10時からだよルールって結局何なのを感じさせる、
そんな視聴者側のうーんを何故か公式に体現させられた離婚直前夫婦。

たまたま彼らもレオに助けてもらうが、
シェーンはカリ同様、助けられたのにもかかわらず
やけにレオに対してキレがち。なんで?

そんな5人の夜から朝までの命がけの旅ムービーです!!

パージで考えられるあらゆるを表現したぜ!!

前作のパージの参加意義というか理由は、
ストレス解消が主体…っていう設定が若干甘い感じでしたが、
今回は特盛レベルで色々なパージの理由が出てきます。

1.ストレス解消

まあこれは前作同様ですね。
前作は恋人との仲を許してくれないとか隣人がムカつくとか、
なんか若干名探偵コナンのアニオリにあるような緩めの動機でしたが、
今回はアプローチしていた女性(エヴァ)が振り向いてくれないから殺すとか
夫をNTRされた事で殺し合いに発展した姉妹、とか……えっと……
まあストレス解消殺人だから大体そんな感じですよね。

2.安心に文化的にコロしましょう!

エヴァの父(カリの祖父)が上記のように金持ちに買われ、
エヴァカリが生活していくお金の為に死んでいきます。
金持ちは外でデンジャラスな殺人より、
自宅で安心安全にやりましょう!というおぞましい方針らしく、
正装して「アメリカの新しい父よ…」とか言いながら
ナタで彼を取り囲む金持ち家族の画は今作で一番観ていてキツかった…。
ジョニー・デップの『ブレイブ』を思い出す恐ろしい闇…。

3.金持ちのサバゲーの道具にされる

金持ちが雇ったチンピラに捕まってしまい、
オークションにかけられてしまい、そして買われると
丸腰のまま迷路のような場所に連行され、
武装+暗視ゴーグルの金持ちに狩られるという悪趣味なやつ。

パージの理由を制作陣が色々考えた結果なんだろうなー。
結構驚きが多かったのですが、だけどそういう色々なやつが
どんどんどんどん主人公グループに集中的に訪れるから
ちょっと特盛気味で詰め込み過ぎな気もしないでもない。

だって、このパージ制度に異議を唱える過激な集団のボスが
レオ達のピンチの場に偶然居合わせて助けてくれる、
とかちょっとドラマチックに詰め込まれすぎかと。

なんと国が裏で暗躍してた!!なるほど!!!!!

謎の武装集団があちこちでジェノサイドを繰り返していましたが、
なんとその正体はアメリカ政府!!!!

人口人工的に調整するのが目的らしく、
この機に乗じて貧しい人々を国主体でかなり減らしているそう。
いやー怖い!!フィクションなのに、国の陰謀ってのが怖い!!

いい人のレオは最後までいい人

シェーン&リズの夫婦は、途中の銃撃戦でシェーンが死んでしまい、
リズは敵討ちの為に反パージ派に加わり戦争する事に…!!

カリとエヴァは結局朝まで逃げていればいいのですが、
まさかの人助けによる回り道を繰り返したレオは、
結局パージの目的は自分の子供を以前轢いたが
金を積んで無罪になった男に復讐する…という目的がありました。

が、数人の仲間たちと過ごして直面した様々な出来事を経てなのか、
ターゲットにも家族がいる事を実感したからか、
結局復讐は取りやめる事に。
だが、最後に撃たれてしまい病院に緊急搬送され、作品は終了。

まとめ

パージ中は病院も機能停止するみたいなんですけど、
終了時間ピッタリくらいに病院が開いたので、
医療従事者はみんな病院に待機しているのかな…とか
どうでもいい事ばかり考えてしまいましたが、
とにもかくにも、続編としてこういう作品を作り上げたのはすごい!

作中の舞台がめちゃくちゃ広くなってる部分についても、
多少イベントが起こり過ぎ感が否めないものの
うまく2時間で起承転結、まとまっていたと思います。
前作が、殺しはしないものの思想パージ肯定派が否定派になるまでの話、
今作は否定派多めのキャラ構成で、巻き込まれていく中で
それぞれの気持ちの変化が起きるという内容が味わい深かった。

で、本当にすさまじいあり得ないフィクションだとは分かっていても、
世の中の暗部にはここに出てくるいくつかの展開がリアルに存在するんじゃないか、
みたいな恐ろしい想像が生まれてしまいました。なんでだろうか…。

パージ反対派という勢力も今回登場したわけなので、
今後もパージはシリーズ化していきそうだな……と思ったら!!
続編もいつの間にか出ていて、しかもドラマ化もしている!!
パージ……恐るべし…。
ジュマンジに元気をもらった後にパージ観ると色々と切なくなるな…。

見つからないように移動するシーンが多かったり、
迫りくるバギー的な車を倒したり、
ビルの屋上から「アタシの銃は〇〇!コイツで見つけた奴を殺すわ!」
と独白しながら銃を乱射するオバサンキャラとか、
全体的に海外のホラーゲームっぽい感じもあって面白かったですね。
(デッド・ライジングのサイコパスとかの雰囲気)

ちなみに今作ではカップルの車が事前に細工されたり、
レオもパージ相手の家の鍵?を事前に壊したりしていたので
やっぱりパージってフライングで作戦取れたりしちゃう、
なんだか仕掛けた者勝ちみたいな気がどうしてもしてしまうんですよね。
そういう設定の部分は公平にする事は……無理だろうな…気になるな…。
そう思っても、また次回作も観るであろうケント・ビターでした。

ブログ村及びBLOG RANKINGのランキングに参加中です!!

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ 

関連商品

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です