映画【MONSTERZ】和製X-MENだが明らかに勝敗が決まってる作品(ネタバレ感想)

投稿者: | 2020年1月3日

MONSTERZ モンスターズ


(C)2014「MONSTERZ」FILM PARTNERS/映画.comより

公開年:2014年
制作国:日本
監督:中田秀夫
製作:城朋子、久松猛朗
堀義貴、藤門浩之、他
エグゼクティブプロデューサー:奥田誠治
出演:藤原竜也、山田孝之
石原さとみ、田口トモロヲ、他
レイティング:G

STORY
まなざしひとつですべての人を操ることができ、その能力ゆえに孤独に生きてきた男の前に、
初めて力の通じない人物、田中終一が現れる。
終一もまた、両親のいない孤独な人生を歩んできたが、
男によって数少ない大切な人を奪われてしまう。
自分の世界を守るため男は終一の抹殺を図り、終一は大切な人を守れなかった自分を責め、
男への復讐を誓う。
(映画.comより)

藤原竜也さん、山田孝之さんのW主演アクション映画です。
なんて豪華なんだろう!!と思っている一方で、
何度か観ている作品ではあるのですが毎回観る度に
ハートの熱い男を演じるキャラは山田さんより、
妻夫木聡さんの方が合っているような気もする……

いや……でもそうなると、

藤原さん(ホリプロ)
妻夫木さん(ホリプロ)
石原さん(ホリプロ)

で、『インシテミル』みたいになるか…。

特にこういう黄色いTシャツとかって妻夫木さんっぽいなーと勝手な印象

(C)2014「MONSTERZ」FILM PARTNERS/映画.comより

のだけど、それを踏まえてもお二方に名演技のぶつかり合いは
言うまでもなく最高レベルの作品です!
ただ、設定とかでツッコミ成分多い作品なので、
感想よりツッコミが多い事をご容赦下さい・・・!

結末含めてネタバレしています!

なんか全体的に男性のお色気が多い気がする

冒頭、男(藤原竜也)の少年時代からスタート。
(あ…藤原さんの役名がなので書いててわけわかんなくなるので
本記事ではそのまま藤原さんと呼ばせてもらいます)
目を見れば好きに人を操る事が出来る彼が
虐待をしてくる父親を操って首を折って自殺させる、
というインパクト大なシーンから始まるのですが、その後のシーンでは

終一(山田孝之)の仕事先のベランダで半裸でトレーニングする
モブ男性のムキムキの身体をかなりの尺で映したり

その後は藤原さんのお尻含むシャワーシーンや、
(一応、片足を失っている事を示す事が目的のカットですが)

終一グループ(全員男…一部オネエ系)が水着でプールで話し合うシーン

などなど、とにかく男性の肌色分がやたら目立つ。
逆に女性は特にそういうシーンなどなく、
シリアスな話なのに変な所ばかり気になってしまってすみません!

全年齢対象映画だけど、痛そうなシーンは多い

操られて首をセルフ折りするシーンが未満含めて何回かあって怖いし、
藤原さんが術を使って多くの無関係の人を飛び降りさせるシーンでは
グチャグチャ音を立てて人が死ぬし、血が出るシーンも多いので
そこはご注意頂いた方がいいかも…。
肉体が壊死していくところも痛そうだったなー。

藤原さんは今回、感情を目だけで表現する…素晴らしい俳優!!

藤原さんといえば、感情を爆発させる演技がどんな作品でも見ごたえあり。
だけどこの映画では、怒りや恐怖、悲しみ、全ての感情を
表情と目だけで全て表現していました。


(C)2014「MONSTERZ」FILM PARTNERS/映画.comより

今にもその感情が言葉になって出そうなのに、
全ては世の中を裏から操る彼のキャラクター性なのか、
とにかく吸い込まれるような目力で全てを語っている感じです。
さすが藤原さん…!!!!

爽やか男と石原さとみさんが恋に落ちるきっかけが奇跡レベル

山田さん演じる終一は上に書いたように熱い正義の男、というキャラで
映画だと重々しいキャラを演じる事の多いイメージの山田さんのキャリアでいうと
10-20代前半の頃のような雰囲気が魅力的です。

そんな終一とヒロインの叶絵(石原さとみ)の恋のきっかけは突然です。

終一が叶絵の父の会社(兼親子の自宅?)にやってくる

終一が地図マニアで地図トリビアをTwitterに投稿しているのに叶絵が気付く

あなたも地図好きなの!?あたしもよ!!
ガラッ(ふすまを開ける)

壁に地図がデザインされた叶絵の部屋を紹介される


実はあたし、地図に関する本を出そうと思って仕事辞めたんだっ!

そして、見つめ合う2人…

いやいや!!こんな偶然パズルのピースがハマるなんてないでしょ!
お互いハードコアすぎる程の地図マニアって!
とね、美男美女だから悔しくてついついツッコミ入れちゃいました!さーせん!

ちょっと気になる、操られた人達のその後のリアクション

藤原さんに操られた人々は意識を乗っ取られて彼に操作されるのですが、
催眠が解けた瞬間に「ハッ……」と意識が戻るんです。

そこまではいいんですけど……
藤原さんが泊まっているホテルの真向かいにオフィスビルがあって
夜間なのにその多くの部屋で会社の人達が揃って会議をしている
という、その時点で社畜すぎる感に若干ツッコみたくなるシーンで

しかもどの部屋もブラインドとか一切していなくて
ホワイトボードがそのホテル側を向いている、とか
仕事熱心すぎる会社の割に情報漏洩とか気にして無さそう。

でまあ、そこにいる熱心な社員さん達をまとめて操るのだけど、
(術が効くかの確認で全員を窓際に立たせて首を途中までセルフ折りさせようとする)
催眠が解けた後に全員が「ありゃ~、首ちょっと痛いなー変だなー」
くらいのリアクションをした後、普通にそのまま席に戻るっていうシーンだったり、

一番のやつは、終一とのバトルの時にトンネルで電気工事をする人達を操って、
彼らがスパナとかの凶器を持って終一を取り囲んで、
全員が武器を振り下ろした瞬間に催眠が解けるんですけど、

終一を取り囲んで武器を振り下ろそうとしているところで意識が戻ったのに
「んん?……おい、作業に戻るぞ
という一言で普通にみんなそこから去っていくっていう、
ちょっと雑に感じた催眠解消後のアレコレでした。

冷静に考えると明らかに性能差がありすぎるバトル

物語開始当初は、人を操って銀行強盗をさせて
その金で生活するという藤原さんの無双ぶりが目立ちますが、
途中から分かってくる事ではあるのですが、
人を操りすぎると身体がどんどん壊死していく
というマイナス点もあります。

幼少時から生きる為に能力を使いすぎたせいで
既に片足は切断しており、本編では力をこれまで以上に使ったので
片手も途中でどんどん壊死していきます。

それに対して、

山田さん演じる終一については、
藤原さんの操りが効かない+不死身
という最強スペックでした。

この2人のX-MEN的なバトルという映画なんですけど、
考えてみると藤原さんに勝算は全くないっていう…。

途中、藤原さんの全力の術でこんな感じになったりしますが、

ウォーリーを探せテイストですが、真ん中に終一がいるはず。
いるはずなんだけど、もうモブゾンビ達に囲まれて姿見えない。

(C)2014「MONSTERZ」FILM PARTNERS/映画.comより

不死身だから術が解けるまで耐えればいい。
自分は無敵だし、相手は術を使うほど疲弊していくから勝ち負けは明らか。
せめて不死身要素が無ければもうちょっとイーブンなんだけどね。

あとどうでもいいんですけど、上の画像のように人々を操った時、
エキストラ俳優の方々への演技指導が一貫していないのか、
手を上下させる人や左右にブルブルさせる人とか、
藤原さんの暗示以上の動きをしちゃってる人が数名いたりして
そういうところをいちいち気にしてしまう元売れない役者の悪いところ。

藤原さんがここまで殺しの鬼になる理由、分からん

物語開始当初には小さい子供の味方の藤原さん。
子供が欲しいものを買ってもらえるよう親を操ったりして
かなり平穏な暮らしをしているようですが(銀行強盗以外)、
終一に術が効かないからという理由で、
終一を殺す為なら周りの人間巻き込んでもいいマンになっちゃいます。

その挙句、子供好きだったのに
終一の注意を逸らす為に赤ちゃんを抱えた母親を操って
赤ちゃんを投げ捨てさせたり、終一を精神的に追い詰める為に
無実の人々をガンガン目の前で殺したりと、
何故そこまでとんでもない悪になってしまったのかが謎。
結局、MONSTER((C)浦沢直樹)のヨハン・リーベルトより
多くの人を殺害しているような気がする(すみませんモンスター繋がりなだけ)。
上に書いたように術でどんどん壊死するわけだから、
ここまでなんで必死になるんだろうなーと思ってしまうのです。

ラストはジョジョを彷彿とさせる謎の高いとこからの2人での落下

ジョジョの奇妙な冒険のPart 1だったかと思うのですが
(すいませんアニメ見ただけのにわかなので詳しくなく…)
屋敷の上から下に落ちていく男達の決戦…
という名シーン、あれの実写版みたいなのがラストです。

最後の戦いの舞台が劇場なんですけど、
そこの上の方から2人が落ちるのがラストで、
外観と比べて数十倍レベルの高さからの落下!!
東京タワー最上階レベルの高さから落ちているかのような錯覚、
そこを気にしてはダメだ!一番感動するラストシーンなのだから!
でも気になるよ!!

最終的に何故か終一が藤原さんを守ろうとして、
細胞レベルまでバラバラになるだろう高さから落下したのにも関わらず
2人とも無事でした

っていう終わり方です。

まとめ:可哀そうなのはヒロイン親子って事でいい?

可哀そうなのは、普通に親子で小さな会社で細々と暮らしてただけなのに
大変な運命に巻き込まれる石原さとみさん、田口トモロヲさん親子かと。
終一の(多分)後方不注意のせいで轢いちゃって慰謝料で悩まされたり、
慰謝料の代わりに終一を雇った事によって藤原さんの力で
田口さん演じる父は死亡してしまう。
しかもそのバトルで会社(というか店)はほぼ全壊。会社は当然閉鎖。
とても悲惨な運命でした…。

結局、何故男達の間には友情が生まれたのかよく分からないのだが
日本ではこういう超能力バトル的な作品はそこまで多くないイメージで、
それもシリアスな空気感の中で繰り広げられるので
ツッコミどころこそ多いものの何度か楽しく観させてもらいました。

出来れば何故男が終一を殺そうと必死になるのか、
そのきっかけの部分がもう少し詳しく描かれていたら…と思いました。
特に序盤、いい人っぽい彼が自分の術が効かない奴が現れただけで
クレイジージェノサイダーになってしまうところが今一つ飲み込めなくて。
あとは操られた人達のその後のリアクションとか(しつこい)。

しかし今考えても、藤原さん/山田さん/石原さん
って豪華すぎるよな……。

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