映画【アンノウン】先が読めないまさしくミステリーの王道であり飽きさせない……!!(ネタバレ感想)

投稿者: | 2019年11月11日

アンノウン


(C)2011 DARK CASTLE HOLDINGS, LLC/映画.comより

公開年:2011年
制作国:アメリカ
原題:Unknown

監督:ジャウム・コレット=セラ
製作:ジョエル・シルバー
レナード・ゴールドバーグ、アンドリュー・ローナ
製作総指揮:スーザン・ダウニー、ピーター・マカリーズ
サラ・メイヤー、スティーブ・リチャーズ
出演:リーアム・ニーソン、ダイアン・クルーガー
ジャニュアリー・ジョーンズ、エイダン・クイン、他
レイティング:G

STORY
医学博士のマーティン・ハリス(ニーソン)は若い妻とともに
学会に出席するためベルリンへと赴くが、宿泊するホテルに向かう途中で交通事故に遭う。
病院で一人意識を取り戻したハリスだったが、妻にはその存在すら認識されず、
見ず知らずの男が自分になりすましていたため、真相究明に乗り出すが……。

(映画.comより)

いやもう、入りから完璧!!!
ミステリー好きの方で未見の方はこの先は読まずに、
是非この映画を一度ご覧ください!!!

結末含めてネタバレしています!!

序盤はずっとわけのわからない状態

主人公のマーティンは事故に遭った後、
記憶がかなり曖昧になってしまっているものの、
自分が医学博士で、ドイツにやってきたのは学会に出る為で、
妻の顔も名前も覚えている!!!!のに、
妻にはあなた誰?と言われ、更に別のマーティンが存在していて
妻はその偽マーティンとイチャラブになっている。

なるほど…つまりこの主人公はマーティンじゃないのに、
マーティンだと思い込んでいる人なのかな?
というのが序盤の印象なのですが、
なんといっても異国の地、しかもドイツ語が喋れない、
パスポートもない、身分証明書の類も全然ない、
誰にも頼れない…これはもう絶望ですよね……。

お世話になる予定の先生の前でどっちが本物か分からないマーティン2人が対決!!
過去の会話を2人ともユニゾンで言えちゃうところがリズミカルでナイス!

IMDbより

ヒロインはやはりダイアン・クルーガー!!!

最初のシーンでマーティンを乗せたタクシーが事故っちゃいますが、
その運転手のジーナを演じるのがダイアン・クルーガーさんでした。

まさかそのワンシーンの出演で終わらないよな?と思ったら、
マーティンと一緒に真実を追いかけるヒロインに昇格!

ちなみにその間マーティンは、毒を盛られそうになり動けない…
そんな殺されそうになった状態からうまい具合に病院から脱出したり、
洋画アクションあるあるみたいな
歩道を車でバックで走り抜けるシーンもありますが、
通行人がまさかの全員無事!!!!
なんかスゴテクすぎるけど、素人……だよねマーティン?

ちなみにアクション映画っぽいバージョンのジャケもあった。

IMDbより

さて、ジーナは違法滞在者でしたが、
マーティンが報酬として妻との思い出の時計をあげる事で仲間になってくれた!
(後にジーナはカッコよく返してくれたけど)
しかもマーティン、泊まるところがないからといって、
ジーナのアパートにまで泊まらせてもらい、即シャワーまで借りてました。


IMDbより

良かった!やっぱ俺はマーティンだったぞ!!

タイミング良すぎるっちゃ良すぎるのですが、
マーティンが序盤で入院している時にナースが紹介してくれた探偵が
元秘密警察で働いていた超有能過ぎる人だったり、
ジーナの手助けもあって自身のパスポートを奪還!!
(というか、自分が空港に置き忘れて行っただけっていう)

妻とも再コンタクトを取ったところ、
実は命が危ないから他人のフリしてるのよ本当は愛してるのよ…
と熱いキスまで交わせるほどの関係修復に成功……!!

したのだけど、たまたまキスを見ちゃったジーナの、
少し切ない表情が悲しい…。ジーナ、ヒロインだと思ったのに…。

そして判明するマーティンが偽物として扱われてしまった理由は、
参加する学会の出席者に他国の要人が予定されており、
その人がなんかの組織のターゲットだったから!!!
マーティンに偽装したアサシンが襲うっていう算段だったみたいですね

なるほど!!謎が解き明かされて来たぞ!!面白いぞ!!

でもそうなるとちょっと気になるのは、マーティンが事故に巻き込まれた上で
更に記憶喪失にならなければそんな計画は立てられない。

ああああ!!ここで推理を外しまくる男ケント・ビターは気付いた。
元々事故に巻き込まれた際のタクシーの運転手のジーナ!
彼女が敵側のグルだったのかもしれない!!!
そうだよね、そうやって無理矢理事故を……

結果、今回も推理は外れた。

毛利探偵が推理を外すところをコナン視聴者たちは毎回笑うだろう。
だが、俺は笑えない。

衝撃的な更なる大どんでん返し×2

終盤に入って、僕は本当に恐れ入りました。

衝撃その1:なんとマーティンは、
結局そもそもマーティンではなかった……!!!

ええーマジかよ……顔のマーティン。

IMDbより

そう、博士のマーティンという人物を装って暗殺を企てていたのは、
実はこの主人公その人だった!!!という衝撃的な展開です。

記憶喪失がちょっとずつ改善して新しい方から思い出されていくので、
マーティンを演じた過去が自分自身だと思っていたのだが、
自分が殺し屋だった記憶が終盤に蘇ったわけです。
なので、妻も殺し屋でした。

なのでマーティンの偽物については、
本物のマーティン(厳密にはマーティンではないが)が
記憶喪失でしばらく入院してしまったので
仕方なしにセカンド・マーティンとして参戦した模様。

衝撃その2:ターゲットも違う!!

これもまた一癖あって面白い。

ターゲットが国の要人かと思いきや、実は爆弾で騒ぎを起こした後、
逃げようとするノーガードの学者を狙っていたそうなんです。
その学者はとてつもない良い人でした。で、無事生還!

この2つの大どんでん返しは本当に凄かった。
観ている側が、「リーアムは本当にマーティンだよね!」と信じ、
「ほらやっぱりマーティンだった!」の喜びからの暗殺者と分かる急展開が
全てのきっかけとなった暗殺事件の部分にうまい具合に絡んできて
そっからのターゲットまで違ったのかよ!という特盛レベルの面白さです。

だから、マーティンって運転がやたら上手くないか?
とか生存力高すぎないか?という部分も暗殺者の本能って事で納得できるし、
ジーナがヒロイン降格かと思った中盤からの終盤やっぱりヒロイン!は最高。
な感じで満足させてくれる結末へ進んでくれるのです。
(ちなみに妻役の暗殺者は、自分の仕掛けた爆弾の回収に手間取って、
まさかのそのまま爆死するというあまりに報われない最期でした)

ベルリンからの出発ラスト

マーティンもジーナも、それまでの名を捨てて新しい人生を、
今度は2人で歩むというラストとなりました。

悲しいのはブルーノ・ガンツさん演じる
元秘密警察の探偵のおじいさんの迎える結末ですね…。


IMDbより

敵がやってきた時、依頼者のマーティンを守る為に
自ら毒を飲んで沈黙を守るという壮絶な最期は、
本当に観ていて悲しくなりました。
でも彼のその勇気がマーティンを守り、
マーティンは殺し屋としての記憶が芽生えながらも
敵の暗殺をその身をもって防いだのです。


IMDbより

全体的に雪景色のドイツはベルリンが舞台の映画。
絶望的な状況で希望を探し続けるリーアム・ニーソン、
言葉の通じない国の中で彼を支えたヒロインのダイアン・クルーガー、
そしてパソコンをゆっくり操作して検索するところが
なんだかお茶目だったブルーノ・ガンツ。

名優たちの堂々たる佇まいは勿論、
極上のサスペンスシナリオはとにかく圧巻でした!!
結末を知ってからもまた観たくなるような、
そんな印象を強く受けた名作でした。公開当時知っておけば良かった!

 

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