映画【サイコパス 地下戦慄】レンタル倉庫を使いたくなくなる怖さ(ネタバレ感想)

投稿者: | 2019年10月16日

サイコパス 地下戦慄


IMDbより

公開年:2015年
製作国:イギリス
原題:The Hoarder
監督:マット・ウィン
製作:ティム・デニソン、インデパル・シン
脚本:マット・ウィン、クリス・デン、ジェームズ・ハンデル
出演:ミーシャ・バートン、エミリー・アタック
アンドリュー・バックリー、バリーン・ケイン、他
レイティング:PG12+

(映画.comより)

STORY
婚約者の浮気を疑うエラは、親友のモリーに協力を求め、
彼が借りている町外れのレンタル倉庫にやって来た。
そこにある彼の日記を盗み見るためだ。荷物が保管されている地下4階へ向かうと、
そこは薄暗く、湿気が充満し、只ならぬ不気味な雰囲気が漂っていた。
急に怖気づき尻込みするエラをよそに、モリーはカードキーを挿入し、部屋の中へ入った。
その瞬間、暗闇に潜んでいた正体不明の“何か”に襲われモリーは即死。
助けを求め別の階へ逃げるエラは、刑事のバーンズに救われ、
その後、倉庫内で遭遇した薬物中毒者のウィロウと、
倉庫内で姿を消した妻を捜すイアンと合流し、行動を共にするのだが…。
(Amazonより)

DVDのパッケージに「ミーシャ・バートン主演」と堂々と書かれていて、
ミーシャさんってやはりネームバリューが強いと呑気に思ったケント・ビターです。

なんかネットでは評判がすこぶる悪い本作ですが、
個人的にはすごく満足する出来でした!!
ただしもう二度と観たくないというか観ないけどね!怖いから!
ちなみに以前レビューした同名のアニメ映画とは違いますので宜しくお願いします。

結末含めてネタバレしています!

浮気の証拠をわざわざレンタル倉庫まで探しに行くってどうなの!

ミーシャさん演じる主役のエラが上記あらすじの通り、
「婚約者が浮気している!証拠はレンタル倉庫の中の日記に
やたらピンポイントに知ってて、わざわざ親友を連れて探しに行く事に。

この親友、最初はそのコソコソ行為に対して乗り気ではなかったのに
いざ到着すると裏技を使ってエレベーターを操作して目的の階に行ったり
開かないカードキーをうまい具合にバグらせてドアを開けさせたりと、
もしかして泥棒なんじゃないかと思ってしまう手口。

ちなみにそのレンタル倉庫の地下4階は
明らかに地下3階までの普通のレンタル倉庫と違って
暗く澱んだ地下の洞窟のような場所で、
おいおいさすがに階間違えたでしょ、で引き返すと思いきや
普通にそこを女性2人なのに堂々と進んでしまうという。
そして、いきなり出てきたゴブリンみたいな奴に
親友がガブっとやられて、エラはさっさと退散!!
巻き込まれた親友が哀れですがとにかく逃げるしかないよね。

ただしエレベーターもまた、初代『バイオハザード』みたいなやつ。

画像の綺麗な感じのではなくて、もっと錆びたガタガタな感じでした。

LIFULL HOME’S PRESSより

レンタル倉庫って運搬上、そういうエレベーターなのかな?
他のフロアがすごく綺麗で新しい感じのレンタル倉庫フロアなので
エレベーターだけやたら旧式のもので怖かった。

ところがエレベーターがいきなり故障して早速閉じ込められてしまうものの、
30歳前後の普通の女性っぽい感じのエラですが、
その瞬間に上の戸を外してスルっとエレベーターの上にあがって
そっから壁をガシガシっと掴んで自力であっさり1つ上のフロアに到着!!
えっ、実は身体能力高い設定?と思ったけど、その後は小走りシーンが中心で
後は急いでハシゴのぼるくらいで特にすごい能力を発揮する事はなかった

さて、ここから先は
タバコを吸ったキャラのせいで防火扉が閉まり閉じ込められる

その中でモンスターみたいなのが迫ってくる

という密室スリラーになります。

正直ゴブリンみたいなのが出てきた時に、
ああそういうホラー映画か、とテンション下がりましたが
見事に後半部分はいい方向にその想像を裏切ってくれました!!

仲間が増えるが不安定

薬に頼ってる精神的に不安定な女性、
すぐにキレて銃をぶっぱなしそうになる不安定な刑事、
離婚する予定の妻が行方不明になってしまい合流し、
常識人ではあるが刑事にすぐ噛みついて空気がピリつくので
やっぱり不安定な感じの男性、
そして金が無いのでレンタルルームに住み
必死に女性陣をナンパする空気の読めない不安定な男性。
予想通りっちゃ予想通りですが、この仲間たちが1人また1人、
どんどん襲われて退場していく感じです。

怖すぎる!沸点低い男と視界が狭いレンタル倉庫

舞台は地下のダンジョンみたいなところ以外は
レンタル倉庫が主な舞台なので非常に狭い範囲なのですが、
実際画面で観て頂ければ分かるかと思うのですが、
正面は見えるけど、右も左も隙間があるので
どこに敵が潜んでいるか分からないんですよね。

ただまあ、最初はそれが怖くて仕方なかったのですが、
襲われるときはほぼ前兆があって
敵側の視点になったりするのでそこまで怖くない

が、本当に怖いのはやたら沸点の低い刑事で、
彼が銃を常に振り回しながら怒鳴りまくってくるので、
本当にいつ銃を暴発させないか心配になります。
(一度銃を撃つシーンがあるのですが、
密室効果もあってめちゃくちゃ音がデカイので尚更)

実は犯人はっ!!

ゴブリンみたいな奴から逃げ続ける中で、
「地下4階の私の友達が襲われたところでその直前に
空気を感じるとか彼女が言ってたから
そこから出口があって外に出れるんじゃない!?」

うん、なんか無理矢理突破口を見つけた感じですね。
あの場所に戻る勇気は正直ないよ……。

ものの見事に初代バイオハザードのステージチェンジのように
地下の洞窟の先が研究所のようになっていて
もうこれツッコミどころ満載じゃないか!!
と思ったところで下図のように口を塞がれた人々を発見。


IMDbより

そしてやってきたのは、受付にいた社員っぽい太っちょ男

なんとゴブリンみたいなキャラも含めて
彼は人間をさらって地下に飼っていた!!!という衝撃のやつでした。
ゴブリンみたいなキャラもスキンヘッドな痩せた人だったって言う事で。

ここでテンション上がります。
まず、実在しないモンスターが敵とかの話じゃなくて
サイコな変質者が敵だったんだな!という事と、
ああこの受付男はハムスターか何か飼っていたシーンが序盤にあったから
それは飼育が好きという事の伏線だったんだ!と気付けた事。

途中で薬の中毒で借りてる部屋に放置された仲間に
「私たちいったん去るから、鍵かけて外に出ないでね」とエラが
「つまりホラー映画だと絶対これ死ぬパターンだよ」
と言わんばかりのフラグを立てて去った後に
何者かが普通に入り込んできたのも社員だから開けられたってことね!
とか色々納得出来て、おおってなりました。

敵が強すぎ。ゲームの言い方でいうと硬過ぎる

なんだかんだどんどん味方はやられていきます。
あれだけ暴走野郎だった刑事も、ゴブリンを一発撃った後は
襲われて瞬時に退場。ちなみにゴブリンは捕まっているキャラ側なので
一度エラとボス太っちょバトル中に加勢してくれるんだけど、
それ以外のキャラを何故襲ったかの理由は不明です。

で、エラは頑張るんだけど、
ゴルフクラブで頭部を含めて何回か殴ったり、
メスを腹に刺したりと善戦しますが、

太っちょは見事にずっとノーダメージ。

毎回「うあー」と痛がるのですが、
次のカットでは何もなかったかのように復活してます。

ここで何で浮気の証拠探すんだよ馬鹿者!!

結局婚約者が借りてるレンタルスペースは階違いというオチで、
太っちょに襲われている間にその借りてる部屋に滑り込んで隠れたものの、
電気点けて急に本来の目的の日記探しを始めちゃうエラ。

何故生命の危機に瀕してその行動!!と思ったら、
どうやらその日記は実は婚約者でなくエラ自身のものが紛れ込んだ様子で、
しかも自分の過去の売春の予定表を書き込んだものだった…!!と判明。

なるほど、婚約者は実は浮気などしていなくて、
自分の消したい過去を結婚前に消そうとしたのね。
それで嘘ついてまで巻き添えにして死んだ親友可哀そう過ぎる。

過去に囚われて巻き込まれ、過去に囚われてゲームオーバー

一度太っちょに捕まってしまうのですが、
既に口が塞がれてしまった絶望的な仲間の手助けで
逃げ出し、なんとか出口まで辿り着いたエラ。
良かったー!!が、ポトンと日記を落としてしまい
やべっ!と拾おうとしたところを太っちょに掴まれFin……。
ラストシーンではもう口が塞がれてペットにされていました。

結局、過去に囚われてしまったが為に最後まで足を引っ張られた!!

でまあ、自分の身勝手な嘘で親友を死なせてしまい、
この仲間も「自分はいいからっ!」という手の動きを見て
マジでそのまま放置して1人で逃げてしまったり、
それなのにギリギリのところで捕まる、とかの行動で
トータルしてエラが観た人をやたらイライラさせたっていうのは
まあ分かるっちゃ分かる。けど惜しかった!あと少しだったのに。

まとめ

という感じの、ミーシャ・バートンさんがオシャレなコートで
小走りに逃げる様子がイメージとして強く残る作品でした。

残念なのはあれかな、太っちょに一度エラが追い詰められた後、
そのまま襲われるシーンが全カットでいきなり手術台の上で目覚めるとか、
(殴られるシーンとかもなく、つい数秒前までバトルしていたので
あの状態からそのまま無抵抗でやられるのもおかしいので…)
キャラが目まぐるしく出たり入ったりだったり、
まあ時間が短いから仕方ない端折られているシーン、説明がいくつかあった事かな。

ただ上にもかなりの熱量で書いておりますが、
自分はサスペンスっぽいのに実はホラー、超常現象的な作品の場合は
出来れば最初に「これお化け出ますよ」とか言ってくれたらいいのだけど
サスペンス調で始まったのに正体が幽霊!!ってなると
驚きが減ってしまうというかなんというかなので、
ホラーかと思ったら説明がつくリアルな作品(実際リアリティはないが)
というところが非常に良い流れで良かったかと思います!

しかしこの太っちょは、自分の職場の地下に勝手に施設を造ったのか…?
いや、レンタル倉庫のフランチャイズのオーナーとかで自分の土地なのかな。
なんにしても怖かった。過去の清算はどうぞお早めに……!!

ちなみにこの1,2記事くらい後にアップする予定の作品は
この作品と真逆みたいな感じでした……。

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