映画【全員死刑】間宮祥太朗さんが『僕たちがやりました』とかなり似た設定(ネタバレ感想)

投稿者: | 2019年7月24日

映画:全員死刑


(C)2017「全員死刑」製作委員会/映画.comより

公開年:2017年
製作国:日本
監督:小林勇貴
原作:鈴木智彦
脚本:小林勇貴、継田淳
製作:永山雅也
出演:間宮祥太朗、毎熊克哉、六平直政
入絵加奈子、清水葉月、落合モトキ
藤原季節、鳥居みゆき、他
レイティング:R15+

STORY
借金を抱え、困窮した生活を送っていた4人の家族。
近所の資産家一家が脱税で蓄財していることを知った彼らは、
資産家一家の金を強奪する計画を企てる。
無謀な計画から1人が殺害されたことをきっかけに家族はさらに暴走。
最終的に4人を殺害するまでエスカレートしていく。
(映画.comより)

いやー、相当きつかった。
終始音量を小にしたいんだけど邦画だから会話シーンは声が小さくて
結局ビクビクしながらそのまま観てしまったいつもの僕です。

実際に起きた「大牟田4人殺害事件」を題材にした映画で
それをバイオレンス描写、性描写の方面を過剰にしてる、
という前評判で観たのですが……。

結末含めてネタバレしております!

Vシネっぽい説明

途中、古いVシネのような感じで
古い書体の文字で
「殺害したと思った〇〇は実は生きていた!
だが、もう覚悟を決めていたようだ!」
みたいな感じで、前もって説明してから
そのシーンを流すという不思議な空気感です。

意図的にやっていると思うのだけど、
そこを文字じゃなくて映像だけで観たいという方、
実際の話だから細かい部分は説明で補われて分かりやすいという方、
それは割れるかと思います。

個人的には、結構怖い予告(上記含め)ばかりだったので
恐くなったので困りました(つまりチキン)。

実際の事件をかなり正確になぞっているようです

半分ノリみたいな感じでどんどん殺人が行われるのですが、
実際の事件の概要を読んでみると、
主犯格4人の体格と性格以外はかなり忠実みたいです。

そうなると、こういうテンションでこんな事をしてしまう、
そんな人間がいるという事が怖くてたまらなくなります。
実際にあった事件でなければ、非常に悪趣味で無計画で、
バカバカしいよなーと思いがちなのですが、
これが実際には連続殺人にまで発展してしまっているわけで…。

僕たちがやりました、あれも暴力描写きつかったな…

ドラマにもなった『僕たちがやりました』という、
主人公達が近隣のチンピラ学校への復讐として設置した小型爆弾が
運悪くガス管か何かに引火して恐るべき爆発を誘発、
かなりの死傷者を出してしまい、だが捕まらなかった主人公達が
どう生きていくか、という強烈な作品があります。

『僕たち』ドラマ版で間宮さんは、その罪の重さに怯えて
自首こそ出来ないものの、死んだ学生たちの家を周って、
「あいついい奴だったんですよ、こういう事があって…」
といいエピソードをでっち上げまくって罪滅ぼしをする、
という役柄でした。

本作でも、殺人のほとんどを手記通り次男の彼が実行犯となり、
殺したと思ったらまだ生きている被害者たちにとどめを刺すなど、
かなりきつい展開が続くからだと思いますが、
最初の殺人の頃から黒いモヤのような人影に怯えて、
最後はゾンビのようになった被害者に襲われた妄想に苦しめられます。

そんな感じと、かなりアクティブな性行為シーンなど、
そういうところが『僕たち』とかなり個人的に重なりました。

グロとエロ

まずエロについては直接的な表現だけど画的には激しくないです。
が、長いシーンはそこそこ長い!
カメラが全体的に寄りが少なく固定カメラが多いので、
ドキュメントっぽく色々なシーンを見た感じがしました。

グロについては、1人目殺害シーンの死に際の部分が
あーやはり西村作品だな、という感じのえげつない感じですが、
(僕も西村さんの作品で昔こんな感じになった)
2人目以降はちょっとカメラがズレていたりして
キツすぎない描写でした。
ただその分、淡々と殺されていく感じがきついです。

鳥居みゆきさんは被害者役ですが、強烈なインパクト!
やっぱりこの人の演技は凄い!キャラが無限にある!!

(C)2017「全員死刑」製作委員会/映画.comより

と言いたいんですけど、実際の事件って『凶悪』もそうなんですけど
人を殺そうとするけどなかなか死なない、みたいなところに力が入っていて
もうやめてよ!と観ている側がガリガリ削られていく感じの展開が続き、
殺害中に「ちょっとジュースちょうだい!」と頼んだり、
おぞましさに直視出来ないところが結構ありました。

まとめ

というわけですが、作品側が自ら「けしからん」
と自称する不謹慎映画ですが、事件の事をほぼ忠実に再現し、
実際に悪ふざけのように凶行を繰り返す一家の恐ろしさは
充分に表現出来ているのではないかなと思います。

ラストはタイトル通り全員死刑が求刑される一家ですが、
犯行をメインにした作品なので、全ての犯行を終えた後は
テロップでその後を説明するという終わり方…。

ただ、実際にこんな事があったのかって思うとやっぱりきつい。
実話モノは本当に観た後しばらくヘコみます…。

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