映画【SHINOBI】ミニ甲賀忍法帖、悪い意味ではなく実際そう(ネタバレ感想)

投稿者: | 2019年6月29日

SHINOBI


(C)2005「SHINOBI」パートナーズ/映画.comより

公開年:2005年
製作国:日本
監督:下山天
脚本:平田研也
製作総指揮:迫本淳一
原作:山田風太郎
撮影:近森眞史
出演:仲間由紀恵、オダギリジョー
黒谷友香、椎名桔平、沢尻エリカ、他
レイティング:G

STORY
1614年、徳川家康からの指令により、忍者の2大勢力である
甲賀忍者と伊賀忍者のうち片方のみを存続させることが決定。
その存続を掛けて代表者各5人が対決することになる。
一方、伊賀の朧と甲賀の弦之介は互いの素性を知らずに
出会って恋に落ちるが、2人はこの5人のうちの1人に選ばれていた。
(映画.comより)

あくまで私見ですが、今や山田風太郎先生の『甲賀忍法帖』といえば
勿論そのまま『甲賀忍法帖』でもいいのだけれど、
若い世代の方にとっては『バジリスク』と言った方がシンプルに伝わる気がする。
それほどに漫画、アニメ『バジリスク 甲賀忍法帖』のパチスロ版かな?が大ヒット。

まあ、僕もブルーレイボックス買いましたけどね。
結末を知っていても何回も観てしまう。
アニオリの過去回想回が一番泣けます。終盤で挟むものだから尚更。


Amazonより

だって、5,6年くらい前からですよね、パチ屋の前から爆音で
陰陽座の『甲賀忍法帖』があちこちで流れるようになってビビりました。
カラオケに行くと、女性が当たり前な顔でその曲とか水樹奈々さんとかを歌う光景も。
アニメ本放送時代は僕らだけのバジリスクだったのにいつの間にか!!
すごいな、アクエリオンもパチ経由で曲再ブレイクしたし…と感心する一方、
そのヒットの影響でこっちにもなんか起こるかなと思ったら起こらなかった、
そんな実写版の甲賀忍法帖のレビューです。

結末含めネタバレしてます、ご注意ください!

尺の都合上色々と消えたもの

原作では10対10の戦いという事で、
何も知らなかった甲賀側を奇襲する伊賀に有利なスタート。
そこから甲賀がどう追い上げるか、またそれぞれのキャラは
どういう特技を持った忍者なのか。

そういう展開がとてもドキドキさせてくれます。

技といえば、原作のあとがき部分では、
魔法レベルの術だけど人間が出来ないものではない、
という可能性にも言及していたりもして、
なるほど!不死身=不死身ではなくて、
不死身=傷の治りが早いとか、色々考えられるわけか!
深い!!と通勤中に思った記憶があります。


Amazonより

あと、同じく原作で甲賀側の女性キャラが「伊賀責め」という
「伊賀」の字になるまで毒針を肌に刺される拷問を受け続けるシーンがありまして、
その時に「甲賀の忍者は腕一本斬られても声をあげない訓練を受けてるのに、
ここまで叫ぶほどの凄まじい激痛の薬を塗られた針をたくさん……」みたいな描写で
想像してキツくなってその日1日くらい神経痛になって
ペン持てなくなった事がありました。
弱いよ!

ちなみに、これまた映画版ではなく原作の話で恐縮ですが
エロティックな描写も多い忍者小説なので、
女性キャラがエロシーンからの結構な残酷な死に方をする事複数です。

で、やっと映画の話に戻ります。

映画版は90分くらいの本編ですので、

5対5

です。半分です。カロリーオフです。

あとなんか、1人だけ原作で伊賀のキャラなのに映画では甲賀側
になっているっていうキャラがいます。

最初選手名一覧をバトル前に読まれた時に、えっ!?って思って、
その後急に昔の事を思い出しました。

海外にいた当時、日本から送ってもらったストリートファイター2をやってた幼い頃、
アメリカのデパートのゲーセンでスト2ダッシュをやった時に、

マイク・バイソンの名前がバルログになっているが…?

あれ、バルログがベガでベガがバイソン!?

と、サガットを除く四天王が大幅なプログラムミスになっとる!と思ったら、
マイク・タイソン絡みとかの肖像権の問題で変えざるを得なかったそうで。

その記憶がブワっと蘇りました。

まあ、そんなどうでもいい思い出話でした!

またもや話を戻すと、キャラ数も少ないので
『ロックマン』並みに「このキャラにはこの技が有効!」というのも減り、
純粋なアクションモノというテイストが強いです。それもそれでいい事だけどね!

とても残念な結果に終わった作品ですが

ラジー賞の日本版の堂々の1位!
興行収入残念!!など色々と失敗と呼ばれる作品ではありますが、
主演が豪華なだけでなく、大ブレイク前の沢尻エリカさんも好演しており、
甲賀忍法帖だと思わなければ(変な話ですが)、つまり
忍者バトルムービー『Koga VS Iga』だと見れば、充分イケイケです!

原作と違うラストですが自分としては素晴らしいと思う

原作では、甲賀、伊賀の愛し合うまさしくロミオとジュリエットが残り、
伊賀側の朧が愛する弦之介を想い自刃して、絶望した弦之介が
自らも自殺して2人の遺体が流れていくあまりに悲しいENDでした。

この実写版もラストに生き残った2人は変わらないのですが、
弦之介があえて朧の刃を受けて死亡。

朧は駿府まで勝利の報告をするのですが、
そもそも忍者の里は徳川幕府によって
共に滅ぼされそうな感じになっていたので
戦いも終わったしどうにかやめさせてくれ!と頼んだところ、
「お前も瞳術(睨んで技を出す)使う危険な忍者じゃん!
そんな危険な人たちは全滅させるよ!」
と言われた朧はその場で両目を潰してこれで忍術使えないので、
と懇願するというかなり衝撃的な展開になりました。

それで理解してもらって伊賀も甲賀も里がそれぞれ生き永らえた、
という終わり方で、盲目になっても朧さんは生きています。

この終わり方、何度観ても個人的にはとてもいいラストだと思いました。
目が見えなくなっても最後まで弦之介を想い微笑む仲間由紀恵さんのカットで終わる、
すごく綺麗な雪景色のシーンに思わず涙です。

まとめ

という事で、ラスト以外ほとんど言及しておらず申し訳ないのですが、
個人的にはもうちょっと尺があれば更に広がって名作になりえた、
言うほどひどい作品ではないと思っております。

ただ、原作ありきだったり、忍法合戦がちょっとシンプルというか、
色々あるのですが、原作知らない方がこれを観て、
ここから原作に興味を持てれば更にいいな!という感じです。
といっても、バジリスク人気でもうこの作品って多くの世代で超メジャー作品なのか。

そんなこんなで、まとめと言いながらまとめてなくてすみません…。

 

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