【人狼ゲーム クレイジーフォックス】えっ、また全年齢なの!?(ネタバレ感想)

投稿者: | 2019年5月6日

人狼ゲーム クレイジーフォックス


((C)2015 川上亮/AMG出版・「人狼ゲーム クレイジーフォックス」製作委員会/映画.comより)

公開年:2015年
制作国:日本
監督:綾部真弥
原作:川上亮
脚本:川上亮、綾部真弥
製作総指揮:吉田尚剛
出演:高月彩良、冨手麻妙、柾木玲弥
斎藤嘉樹、萩原みのり、他

STORY
人狼ゲームで「狐」のカードを引いたあやか。
村人側が人狼を全滅させるか、人狼と村人側が同数になった時点で
狐が生き残っていれば勝利になる。そんな中、
プレイヤーのひとりの男子に一目ぼれをしたあやかは、
彼と2人で生き残るため、策を張り巡らせる。

(映画.comより)

1作目は全年齢、2作目はR15+でした。
で、3作目のこのクレイジーフォックスはまた全年齢。
高校生同士が殺し合う話なんで、グロさ云々よりも
教育上やっぱり年齢制限を設けた方がいいんじゃないか。
そんな感じでビビるケント・ビターです。
まあ、多分メイン視聴層が10代っぽいシリーズですからね。

第1弾レビューはこちら
【人狼ゲーム】デスゲームあるある:
1人目が参加拒否して殺される(ネタバレ感想)

第2弾レビューはこちらになります
【人狼ゲーム ビーストサイド】デスゲーム中ずっと
エアギターする土屋太鳳さんが観れます(ネタバレ感想)

1,2作目についても本レビューで少し触れていますので、
もしお暇があればこちらもチラ見して頂ければと…。

というわけで、今回は新しい役職「狐」である事を
ひたすら最後まで隠し通そうと頑張る高月彩良さん主演作です。

結末を含むネタバレについても触れています。
が、特に今作はサスペンス、ミステリー要素が
人狼ゲーム史上で圧倒的に強い作品になっていますので
興味を持たれた方はここでバックして、ご覧になってから
ツッコミだけ読みにいらしてください!!

今作はちゃんとみんな最初から真剣!

前作では初日の夜の1人目が死亡するまで
拉致監禁されている割にやたら緊張感がないという
同級生であるという事を考えてもそもそもおかしい状態でしたが、
今回はド頭からみんな本気でこのゲームを心配しています。

ヤンキーっぽいキャラが
「こんな大がかりに閉じ込められてるんだから、
実際に死ぬ可能性だって十分に考えられるぞ」
というもっともな事を言う場面もあります。

しかも、僕の心の声を代弁するような人もいて、
「ちょ!話どんどん進めないで下さいよ!そもそも僕、
人狼ゲームやった事ないからよく分からないんですけど!!」と言う。

そう。人狼ゲームやった事ない人からすると、
役職とかルールとか一回で言われても理解しにくいから
今までが逆にスムーズすぎたんですよね。

ちなみに、やけにみんな飲み込みがいい理由は
ほとんどが2回目参加だったから!というやつでした。
しかも、同じグループの勝ち残った数名がセットなので
ある程度どのグループも裏で繋がっているんですよね。
だから、「ちょ!話進めないで!」君とかは
もう何の役職でもまずこの集団には勝てないっぽい感じです。
過半数が経験者なので、まあ経験も何もないとは思いますけど
初参加の人たちは全然場慣れもしてないし、
慣れてない→無口→怪しい、とか
慣れてない→特にデメリットを知らず役職を告白
とかの「慣れてない」を利用されて序盤に一掃されるので
パワーバランス的に相当アンフェアな感じがします。

主人公は前作よりある意味クレイジー

前作の土屋太鳳さんの謎のオリジナルソングはイカれてましたが、
今回の主人公のあやかは、まさかの参加者の1人に一目惚れ。
この人と私は一緒に帰るんだ…!!的な感じで、
初日の夜なんかは、その好きな男と知り合いという理由で
怪しそう感ゼロな女子をトークで怪しいと誘導しまくり、
結果的に無理矢理な感じで彼女を処刑させます。
「あたしに恨みでもあるの?」と最後に言わせるくらい、
あからさまな悪意でした。

高月さんの目力の強さが、意志の強さを恐ろしい程に表現しています

((C)2015 川上亮/AMG出版・「人狼ゲーム クレイジーフォックス」製作委員会/映画.comより)

うむ、クレイジーフォックスのクレイジーはこういう感じか。
唐突な片思いで人命とかが軽くなっちゃってる感じ。

ちなみに原作のタイトルはCrazy like a foxらしい。


(Amazonより)

今回の面白いところ

「W」(人狼)
「F」(狐)
という表示でそれぞれの役割を持っている主人公入れ替わります。
狐はあやかですが、人狼は冨手麻妙さん演じる有希がメインです。
(話し方とか動きが芝居くさい男子の人狼もいますが、
あくまで有希視点で、彼の行動の裏側までは観れない)


((C)2015 川上亮/AMG出版・「人狼ゲーム クレイジーフォックス」製作委員会/映画.comより)

今回、人狼が3人いるのですが後半になるまで
そのうちの2人までしか正体が明かされておらず、
最後の1人って誰なんだ!?というところがミステリーっぽくて面白い。
どんどん人が死んでいくので、最後の残り人数的に
3択くらいに必然的になってしまうのですが、
(もしくはサプライズ感が少ないが、もう退場したとか)
元同じグループだった人たちの設定もうまく生かした
最後の1人が出てこない理由も分かった時に僕は面白かったですね。
コイツかな?コイツだろ!と思った人物が人狼じゃなかったので、
そういう意味では非常に満足。

これだけは言いたい。人狼の声がやたらでかい。

それぞれの自室は、やっぱり素材的にどう見ても
ケント・ビターの家の自室くらいの扉です。
それなのに、有希がそのドアの前で夜中に叫びまくります。
もうこれでどう考えても人狼の正体がバレちゃうのに、
そこらへんがスルーされているところが残念です。

今までと同じ学校が舞台だと思うので、
多分声は室内に届いていると思うんですよ。
前作で「人狼来た!」「人狼来た!」
の大合唱が部屋の中からガッツリ届いていたから。
まあ…いいか…。

人狼の夜間襲撃のラッキーパターン

人狼の夜間襲撃は、狙った人物からも当然反抗されるし、
結構大変だろうなって思っています。
今までそこそこすんなり殺せてるのがそもそも気になってました。

が今回は、初日は別のキャラのある選択によって
ルール上そこで処刑確定となり勝手に
ターゲットの首が締まったのでとどめだけ刺して終了。

2日目はビビッて勝手に窓から飛び降りて死亡。

3日目は人狼をあぶりだす為に夜間は全員拘束状態だったので
無抵抗のまま倒せる状態だったという事で、
(ただしちょっとした抵抗で頬に傷が付いて人狼確定!)
今回は夜間襲撃は比較的楽そうでした。

ラストは…

ちょっとしたきっかけでラッキー勝利した主人公。
うん、本当…謎のラッキーでしたね。
恋も醒めたので、あんな好きだった男子の
死にゆく瞬間も特に気にせず終了というちょっとモヤモヤエンド。

最後、運営側への怒りをぶつける時にグッと表情が変わるところは凄いです!

((C)2015 川上亮/AMG出版・「人狼ゲーム クレイジーフォックス」製作委員会/映画.comより)

ここで僕は気付いた

そうだ。
主人公は……

死なない

んだ。このシリーズでは。

何故なら、

主人公だから!!!

観ていないんですけど、『ロシアンルーレット』という映画で
「ロシアンルーレットをひたすらしまくる話だが、
当たったら一発で死ぬが、ドキドキしない。
主人公は主人公だから絶対終盤まで死なないのが分かるから」

という系統の感想があったのと同じ感じの気持ちです。
そうだよね、主人公だからちょっとピンチになっても
なんとかうまい具合に切り抜けるんですよね。

…そう思うと次作以降、ちょっと緊張感が減りますね…。

ただ今作については最後の人狼は誰だ!という部分だったり
他の役職も含めて考えるのが面白かったです。
ある意味ダブル主演のような形になっていたのも魅力でした。

徐々にマウントを取り始める留学生キャラなど
演技力のある人たちに引き込まれる一方で、
芝居感が強い人が数名いてバランスがちょっと悪いのが気になりますが
極限状態をみんな受け入れているピリピリした空気で
ミステリーの空気とあわせて楽しめました!

 

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