映画【パーフェクト・ルーム】一瞬たりとも話を聞き逃せない二転三転サスペンス! (ネタバレ少し感想)

投稿者: | 2019年3月21日

パーフェクト・ルーム


(C)2013 LOFT INTERNATIONAL NV ALL RIGHTS RESERVED/映画.comより

公開年:2014年
制作国:アメリカ
原題:The Loft
監督:エリク・バン・ローイ
製作:ヒルデ・デ・ラーレ、マット・デロス
ポール・グリーン、アダム・シュルマン
出演:カール・アーバン、ジェームズ・マースデン、ウェントワース・ミラー
エリック・ストーンストリート、マティアス・スーナールツ、他
レイティング:R15+
(映画.comより)


STORY

建築家のビンセントは、友人のクリス、ルーク、マーティ、フィリップの4人にある提案をする。
それは、彼が所有するマンションの部屋を5人で共有しようというもの。
彼らだけの秘密として、それぞれが自由に情事を楽しむためだ。
ところがある朝ルークがその部屋に向うと、そこには女の死体と謎のメッセージが残されていた。
慌てて集まる5人の男た ち。部屋の鍵を持っているのは5人だけ。
彼らは互いのアリバイを探りながら誰が犯人か突き止めようとするが、
事態は思いがけない展開に転がっていく……。

(Filmarksより)

ケント・ビターです!
何度観てもまた観たい!と思える映画は基本ロック映画なのですが、
今作はサスペンスジャンルでは特に何度も観たくなる(そして観る)傑作です!
最初はウェントワース・ミラーの大ファンだから観たのですが、観て良かった!

ネタバレを知ると90パーセントくらい面白さが減るので(多分どの映画もそうだけど)
見どころや展開だけさらう感じのネタバレにさせてもらい、
誰が何をして、犯人は誰なのか、とかの部分については明記しません。
逆転に次ぐ逆転などの展開が続くミステリー、サスペンス映画がお好きな方でしたら
今回の記事も読まず、他にもなるべく情報を得ないようにして観て頂きたく思います!!

あ、ちなみに上記ポスターに「PERFECT ROOM」と英語で書いてあるけど、
見ての通り原題は「The Loft」というタイトルです。
ここかな…気になるところは…。
うむ、【パーフェクト】って付くと、なんかそれだけで逆に安っぽくなるっていうか…。

まあいいか…気を取り直していきます!!

時系列あちこち演出の秀逸さ

メインキャラのとなる5人の男たちを中心に進む話ですが、
とにかく面白い、素晴らしいと思える点が

ロフトを借りてこれから楽しもうぜと話し合った日を起点として、
その後の
・ロフトを使い始めてからのトラブルの数々
・死体発見日のこと
・死体発見日のこと②(ここは終盤明かされる)

・警察の取り調べを受けている時→そしてその後

5人の男たちを中心に時系列が前後しまくります。

メインは死体発見時の日のやり取りなのですが、
これも色々な話し合いのさなかで時系列が変わります。
全員が死体発見をする前に戻ったり、今になったり、その後になったり、
目まぐるしく動くのですが、
1つ時系列が変わるごとに何かしらのヒントがあるのが注目点です。


(C)2013 LOFT INTERNATIONAL NV ALL RIGHTS RESERVED/映画.comより

何故死体が?そして、何故こうなっていたのか、ラテン語の血文字の謎は…?
特に最初は金髪の女性の後ろ姿だけで顔が映らないのも大きいです。

そしてある人物がさらっと発言した会話のいくつかが、
伏線の一部となっていた事なども分かっていきます。
色々なセリフや一瞬出てきたアイテムなど、後々再登場してきます。
ほとんどが会話(色々な場面で)で成り立つ作品ですが
一言も聞き漏らしてはいけない、そんな面白みがあります。

このメイン5人にそれぞれ奥さんや妹さんなどがいるのですが、
単に海外ドラマみたいなパーティシーンの為の要員ではなくて
そのほとんどがちゃんと物語の本筋に関わってきます。


(C)2013 LOFT INTERNATIONAL NV ALL RIGHTS RESERVED/映画.comより

よく過去を思い出せないキャラが断片的に思い出す演出をする映画はあるけど、
このストーリーは本当に文字通り「パズルのピースを合わせていく」為に
あえて過去と未来をグルグル行き交います。
勿論、これがいつの事なのかは観ていて混乱せずに分かるレベルなので、
決して厄介な演出にはなりません。

謎しかない前半人となりが分かってくる中盤、
そして怒涛の展開が続く後半!!

5人のメインキャラが中心になり、
しかもみんな結婚していて妻も出てくるしで
色々と覚えなければいけない事からスタートします。

が、中盤にかけて各キャラのやり取りで丁寧に説明されるので、
中盤までには誰がどんな人なのか、ちゃんと理解出来るようになります。


(C)2013 LOFT INTERNATIONAL NV ALL RIGHTS RESERVED/映画.comより

大がかりな舞台でない分、
フォーカスすべき内容が明確化されていてわかりやすいのも特徴ですね。

そして、5人で謎解きを進めていたはずが、話の後半になると
唐突に1対4になるという怒涛の展開です…!!!

そして、言葉を失うラスト

だんだんと話が解き明かされていき、
えっお前ってまさか!だったものが壮大なフェイクだったりと、
観てる側も騙しながら、結末を想像出来ずにいる中で物語は終局を迎えます。

“Maybe in another life.” (もしかしたら来世で)
これは遺書として登場する言葉です。

話が逸れて恐縮ですが、この言い回しを初めて聞いたのは、
The Musicというバンドがその活動を終える時、
日本で最後のステージとして選んだ思い出深い
フジロックのクロージングアクトでのボーカルのロバートの最後の挨拶。
その時も胸を裂かれるくらいの悲しみがあったのですが、
この作品でも、雨の中、遺書として書かれる前にも悲しく呟かれました。
こういうお別れの言葉って、なんだかズキンと痛みますよね…。

結局、色々なすれ違い、勘違いによって
物語はとても悲しい結末を迎えます。

だけど、半年後、それぞれが傷つきながらもそれぞれの未来を歩き、
ある2人が出会いの場で交わした一言が繰り返される形で物語が終わります。
始まりの時に戻ってやり直す、そういう希望を持たせるセリフなのかもしれません。

なんて悲しい、でも見事なサスペンスなんだと何度観てもしばらく脱力してしまいます。

説明下手で大変恐縮ですが、非常に良質なサスペンス作品です。

オリジナルがベルギー映画らしく、それを実は最近まで知らなかったので、
こちらも機会をみて、見比べてみようかと思います。

最後に一言、R15+ですし、部屋を借りる目的がそういうアレではあるのですが、
そういうシーンは断片的に映ったりするのがメインで数も多くないので、
誰かと一緒に観ても気まずい感じにはならないかと言っておきます!!
(僕は一番最初、弟と2人で観ました…)

以上です、ありがとうございました!!!!

 

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