【ニック・オブ・タイム】はじめてのおつかい、サスペンスver. (ネタバレ感想)

投稿者: | 2019年3月19日

ニック・オブ・タイム


(画像はFilmarksより転載)

公開年:1995年
制作国:アメリカ
原題:Nick of time
監督:ジョン・バダム
脚本:パトリック・シーン・ダンカン
製作総指揮:D・J・カルーソ
製作:ジョン・バダム
撮影:ロイ・H・ワグナー
出演:ジョニー・デップ、クリストファー・ウォーケン
チヤールズ・S・ダットン、ピーター・ストラウス、ロマ・マフィア
(株式会社キネマ旬報社/映画.comより転載)

STORY
LA、正午。妻を亡くした税理士のジーン・ワトソン(ジョニー・デップ)は、
幼い一人娘リン(コートニー・チェイス)を連れ、新天地にやって来た。
駅に降り立った彼らは、警察を装った男スミス(クリストファー・ウォーケン)と
パートナーの女、ジョーンズ(ローマ・マーフィア)に拉致され、
「午後1時30分までにある人物を殺せ。失敗すれば娘の命はない」と脅迫される。
(映画.comより一部転載)

あのジョニー・デップ氏の若い頃の作品です。
かつ、ツッコミをせずにはいられない有名な作品でもあります。
ジャケがミステリーのペーパーバックの表紙みたいで好みです。
このジャケみたいな全力疾走系とまではいかないですが、
概ね内容は正しいです。常に動き回って必死です。

展開は勿論、ある意味衝撃の結末などネタバレしております。

まず、ジョニーがスーツ着たサラリーマンのビジュアルに対して違和感を持つって事は、
僕が普段いかにシザーハンズとかパイレーツとかのイメージが強いかって思わされます。
そして、30代前半のジョニーが完全にビジネスマンを演じきっていて、
何度か「あれ、この俳優誰だったっけ」ってなるくらいビジネスマンなので、
このレビュー内では、ジョニー・デップである事を忘れないよう、
あえて彼だけ役名でなくジョニデと呼び続けるようにします。
何の宣言だよ馬鹿!

トピック① ストーキング気質のドジな脅迫者

ざっくり言うと、ジョニデがスミスさんというヒゲ男に脅迫されながら、
女性知事を暗殺するために狙い続ける話です。
そのスミスさんについては、ジョニデを90分の間ずっと追いかけまわしています。
警察にSOSを出そうとジョニデが近づくと横からニュッと出てきたり、
知事に直接SOSを出そうとエレベーターに乗り込むと後ろからニュッと同乗してきたり。
一瞬もスキを見せていないかに見えるスミスさんですが、この行動には無駄があります。
序盤、ジョニデに暗殺対象がいるホテルにタクシーで行け!と指示しているのに、
何故か車で並走していて、いざタクシードライバーにSOSしようとしたら
窓越しに「喋るなよ」と警告してくる

じゃあ、その車で一緒に行けばよかったの…に…。

あと、スミスさんはうっかりも多く、
ジョニデに銃の弾を渡すのも車から降りた後とか不用心だし、
怖気つくジョニデに街中で
「やらないと娘が死ぬぞ!さあ!復唱しろ!」と叫ぶし、

エレベーター内で一度暗殺失敗した後に
ドアが閉まってから0.5秒くらいで
なんで暗殺失敗してるんだよバカバカバカ!!」的に叫ぶし、
その時、ジョニデが「銃に弾入れる方法が分からず…」と言ったら
キレながら素手で弾を込めてくれるスミス。
えっ、そんな証拠ガッツリ残しても問題ないくらいだったら…
自分でやればいいのにさ…。

その後ジョニデが靴磨きをしてもらっている間に職人さんにSOSを出す時、
戦争で負傷した職人さんなので耳が聞こえない、とジョニデが伝えたのを
あっさり信じて隣でべちゃくちゃ計画の事を話して、
結果これで計画が破綻する。

というか…駅にいたジョニデを捕まえて計画に乗せようという時点で穴があるというか…。

トピック② 万全な体制で暗殺をサポートする集団。その理由とは…!!!

知事の演説会のシーンがあるのですが、
スミスさんも、現場警備員役の仲間も、カメラマンに扮した仲間もいます。
暗殺のために多くの人間が暗躍しているのです。
で、そいつらみんないったんはジョニデの動きを捉えているのに、
ちょっとした瞬間に見逃すという情けなさ…。
警備員役ならまだわかるけど、スミスさんくらいはちゃんと仕事しようぜ!

ちなみに脇道に逸れますが、この時スミスさんが
ホテルのエレベーターで上階に移動するジョニデを建物の外から見つけたのですが、
その後目的の部屋にまっすぐジョニデが向かったのに、
何故かスミスさんは先回りしています。
しかも会話の流れからするとだいぶ前からいた事に。
すみません、ツッコミたくなるのが僕の悪いくせ。

さて、ここまで来ると聡明な皆様ならお気付きのはず。
ここまで危険を冒してでも、無駄な事をしてでも
ジョニデ自身が知事を暗殺する事に意味がある
のです。

わざわざ間近から手厚くサポートという名の脅迫を続け、
厳重なセキュリティチェックをしている議員のイベントでも、
セキュリティチェック係や警備員として敵側が潜入している。
そこまで用意周到なグループ。
が、残りカウントダウン2時間以内というギリギリで
駅で到着したばかりの素人ジョニデ親子を拉致してやらせようとする。

しつこいようですが、つまり、ジョニデにやらせてこそなのです。

その驚愕の理由こそがサスペンスの衝撃。
この理由1つで様々な伏線回収などで凄まじいカタルシスが訪れたりするのです。

その理由はラストに分かります

…なんと…マジかよ…

 

 

そうなのか…!!

 

 

そう、その理由とは…!!!

 

 

特にない。のです。

…えっ?なんて?

 

はいはい…。

もう1回書くぜ。

Nothing at all.

です。

つまり、ラストで分かるというのは、
ラストまでジョニデが実行犯になる理由が明かされないで終わる
って事です。

気を取り直してトピック③ ジョニデより大活躍のキャラ

ジョニデが途中でSOSを出す黒人の靴磨き職人。
戦争で負傷したベテランの方なので、耳が遠く足も義足という方ですが、
この方が後半大活躍します。主役でもいいくらい。

ジョニデを逃がす為に、敵側と同じくらいのメンツを瞬時に揃えるわ、
ラストは肉弾戦で敵側の80年代っぽいソバージュおばさんを義足で殴り倒して、
その義足にキスをするというカッコいい締め方をします。

という感じですかね…。
90分という短時間なので、自分語りをするシーンとかも一切なく、
とにかくずっとアクション、アクションという感じなので
全く退屈はせず観れる作品になります。

はじめてのおつかいみたいに、付いてくるのに何もしてくれないの?

という疑問点だけ忘れられればエンタメ作品として楽しめますよ!
あと30代のジョニデの凛々しさと、チャールズ・S・ダットン演じる靴磨き職人の
ピンチを切り抜ける大人の余裕とカッコよさが素敵です。
ジョニデのバンドのHollywood Vampiresも
Hollywood Weekendも、Hollywood Undeadもスキなケント・ビターでした。
ジョニデ関係ないが、Hollywood Undeadに影響を受けた感じの音のバンドを趣味で今やってます。メンバーはマスクをしている。

 

ブログ村のランキングに参加中です!!
PVアクセスランキング にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です