映画【桐島、部活やめるってよ】桐島役は誰?え、主役はこの人?あ、いや、この人なの?(ネタバレ感想)

投稿者: | 2019年2月6日

桐島、部活やめるってよ


((C) 2012「桐島」映画部 (C) 朝井リョウ / 集英社/シネマトゥデイより)

公開年:2012年
制作国:日本

監督:吉田大八
脚本:喜安浩平、吉田大八
原作:朝井リョウ
出演:神木隆之介、橋本愛、東出昌大、
清水くるみ、山本美月、松岡茉優、大後寿々花、他

STORY
とある田舎町の県立高校映画部に所属する前田涼也(神木隆之介)は、
クラスの中では地味で目立たないものの、映画に対する情熱が人一倍強い人物だった。
そんな彼の学校の生徒たちは、金曜日の放課後、いつもと変わらず部活に励み、
一方暇を持て余す帰宅部がバスケに興じるなど、それぞれの日常を過ごしていた。
ある日、学校で一番人気があるバレー部のキャプテン桐島が退部。
それをきっかけに、各部やクラスの人間関係に動揺が広がり始めていく。
(シネマトゥデイより)

ケント・ビターと申します。
最初に書くなら何のレビューがいいかなー。ツッコミ満載な映画について書こうかな、とか
最近劇場で観た『ボヘミアン・ラプソディ』にしようかな、とか思っていました。
が、後者はただただ素晴らしさだけを書きたくるだけになりそうな程の最高傑作だったので芸がないかな、と思い直し、
今更ながら最近観た作品の中で良かった!と考察しがいがある『桐島、部活やめるってよ』をチョイス。

ネタバレにおおいに触れていますので、ご注意ください!!

まあ、観るきっかけとしてはこの映画を観る数十分前にドラマ『ウォーキング・デッド』の
シーズン7の1話を見まして(検索すると文字通り色々と出てくるのでご注意ください)。
シリーズ屈指の鬱回で思い切り心がダメージを受けたので、ホラー以外を見て心を落ち着かせたい、
そう思ってこれを観たら…まさかのゾンビのゴア描写が一部ありました(ガチなやつ)。

はい、初回なのにくどくてすみません!概要です。

神木隆之介さんをはじめ、今では主役クラスの若手俳優が多く出演されている青春群像劇で、
「桐島」という人物が部活を辞めるという噂から周りが振り回されるスクールカーストの話です。

映画は2012年のもので、観たのが2018年なので、えっこれ松岡茉優さん!?
とか色々衝撃を受けました。
松岡さん結構好きなのに(腹筋とか)、当時リアルJKだったから雰囲気が全然違って分かりませんでした。

以下気になった事とかです。

話題の人物「桐島」を演じた俳優はまさかの…!?

ネタバレですが、多分ネタバレされてもあんまりダメージがない部類のネタバレです。

学校の頂点に君臨すると言っても過言ではない、そんな桐島役を演じたイケメン俳優はなんと…!

なんと…!!!!

いない

です。

そう、桐島というキャラは最後まで一切登場しません。
終盤以外はそもそも完全な不在(連絡取れない)で、最後もなんかうまい具合にすれ違いが続くのです。
桐島が屋上にいるぞ!と聞いた時には、
TBSの「モニタリング」でEXILEの人がうちの学校にいる!と聞いた時の生徒バリ
リア充グループが一斉に向かいます。

僕は桐島が出ないと知らずにずっとワクワクしていたので、
あれ?映画終わった?ってなったけど、それが良かったのかもしれないですね。
色々な人がこの桐島に振り回されるんだけど、そこであえて桐島を出さない。という選択。
桐島がこの作品の中ではヒエラルキーの頂点として描かれていて、
桐島1人がコミュニティから抜ける事でヒエラルキーの最上位の連中が
みんなあわあわと惑わされまくる、そんな過剰なまでに神格化されたキャラ。
だから、役者が演じて映像とかで出てしまうとどうしてもギャップを感じてしまうだろうし、
(例えばベルセルクのグリフィスとかそんなカリスマキャラと勝手に妄想する)
そもそもタイトルにまで出した桐島を一切出さない選択というのがこの作品の最大の魅力なのかも。

裏主人公というか実は主人公は〇〇!

ポスターもキャストの名前の順番でも神木隆之介さんこそ主役、という感じでした。
が!実際には顔も声も似ている、と嵐の松本潤さんご本人もよく言われるとおっしゃっていた
東出昌大さん演じる菊池君を中心にして話がどんどん収束していくのが分かります。
スポーツ万能、彼女もいる(ギャル)、学校のヒエラルキーのトップにいる。
そんな彼は目標を持てずにいて、それが1人の友人の消失と、ヒエラルキーの下部にいる
神木さん演じる前田の言葉によって揺り動かされ、涙を流す終盤のシーンは圧巻です。
青春って、こうなんだなーと思いました。
僕の高校時代の青春は毎週水曜日にランドマークタワーに1人で遊びに行く事だったけどな!

映画『男子高校生の日常』

菅田将暉さん主演の上記映画に出ていた時と山本美月さんが似た感じのJK役だった。
見た目がね。
だからなんだよ!


(山本美月さんオフィシャルブログより)

ゾンビシーンについて

ロメロについて語られるシーンなどありますが、前田君が『生徒会・オブ・ザ・デッド』
という映画を部活で撮っていて、終盤予想外のトラブルに巻き込まれたのを逆手に取り、
ゾンビ映画としてそのトラブルを撮るのです。それは単なる喧嘩シーンなのですが、
何故かカメラ越しには派手なゾンビメイクと悲惨なゴア描写の連続に見える(直接的なゴア多し)。


((C) 2012「桐島」映画部 (C) 朝井リョウ / 集英社/シネマトゥデイより)

これは前田君の中での充実感の現れをこういう表現にしたんだろうな、と感じた部分でした。
前田君は前作で完全にベクトルの違う顧問の先生が手掛けたクソみたいなタイトルの青春映画

『君よ拭け、僕の熱い涙を』
の続編を作らされそうになったりして好きな映画を撮らせてくれない、
(しかも先生はノリノリでキミフケと略している。女生徒には『拭け、僕の熱い何かを』と勘違いされエロ映画扱い)

そして先生に黙って部員たちを連れて好きなゾンビ映画を撮ろうとしたら、
ことごとく撮影場所にタイミング良く現れる吹奏楽部女子によって撮影出来ず。
などなどのフラストレーションの果てのカタルシス、なのかなーと。
捉え方は色々あると思うのですが、嬉しそうに古いカメラを構え続ける神木さんを見て、
なんだかイチ視聴者として幸せな気持ちになれました。

結局こっから先はどうすんのラスト

ラストシーンは、桐島が部活を辞めるけどそれ以上に進展がないままです。
だけど、ヒエラルキー最上位の全員は確実に変わる事になる。変わらないといけない。
菊池君に恋する吹奏楽部の部長もこの日に結果的に失恋をしたというエンドなのですが、
彼女はいち早く吹っ切れた部活に本気になる事を決意しました。
(ただ、彼女は部長の割に全体練習の場所から抜け出して
菊池君を屋上から監視してばかりで、もうちょい部活頑張れよ!と思ってしまったけど)
では最上位の人たちは?そう、その成長?切り替え?が
明確に書かれないところが現実の残酷さを見せつけられているみたいで、
結局たいしたドラマ起きていないよねっていう全編通して大きな意味があったんだと思います。

もしかしたらそのへんが描かれているかもしれませんし、
朝井リョウ先生の原作も近々読んでみたいと思います。

という事で、面白かった!以上です!ケント・ビターでした。
次回は洋画ホラーか洋画サスペンスにツッコミを入れたいと思います。

 

ブログ村及びBLOG RANKINGのランキングに参加中です!!

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です